33話 神奈と初恋した女の子
神奈が海の家にいって、麗乃と話していた。
「そういや昼から祭りあるんだけど…神奈ちゃんは行く?」
麗乃がそういって、時計を見て10時だったが、
「うんいくいく!じゃあ私は一旦もどるね!またあんなことおきたら困るし…」
そう神奈はいって別荘に戻ろうとしたが、麗乃が引き留めた。
「ちょっと待ってて神奈ちゃん!私も戻る!他の人にはメールで知らせるから!」
そういって、二人は別荘に着替えてから戻った。
「ふぅ…とりあえずこんな感じかな?神奈ちゃんやっぱり胸大きいから着させるの大変だよ…」
「えっと…麗乃ちゃん…なんで浴衣きせられてるの?私あんまり好きじゃ…」
神奈はそういったが、麗乃はこう言った。
「あのね…神奈ちゃんはほんとは男の子なんだよね…でも今は女の子だし!しかもかわいいんだよ!だからって…」
そういわれて、しょうがなく浴衣を着終わった。
「やっぱりいいよねお祭りって!」
神奈がりんごあめを食べながら、麗乃に言った。
「うん!そういや、健二くんが友達連れてくるみたいなこといってたけど…」
そうこういってたら、健二ともう一人女の子が来た。
「えぇ!?夕漓ちゃん!?あぁごめん、私のことわからないよね?」
「えっと・・・麗乃さんと・・・誰ですか?知り合いに居ないと思うけど・・・」
そりゃそうだと神奈は思ったが、その時に、高麗那が肩に手を置いて言った。
「夕璃ちゃんだよね?久しぶり!ちなみにこの子は弟だよ!」
「え・・・弟って・・・和登くん!?和登くんその格好はなに!?可愛いけど・・・」
動揺する夕璃だったが、麗乃が落ち着いて言った。
「この子は・・・和登くんが女の子になった神奈ちゃんで・・・」
「ちょっと麗乃ちゃん・・・そんな言わなくても・・・それに・・・夕璃は・・・」
神奈がそう言ったら、思い出したかのように夕璃は言った。
「まって!?その声・・・昨日レムネムで・・・巫女になったあの神奈ちゃん!?」
「え?えっと・・そうだけど・・・」
神奈がそう言ったら、由真の後ろにいた花由がこういった、
「そういやさ、神奈ちゃんさっき最後になんか言おうとしてたけど・・・なんて言おうとしたの?」
「ええ?私は・・・初恋が・・・夕璃ちゃん・・・なんだ・・・」
神奈が不安に言ったが、夕璃は赤面しながら言った。
「ええぇ!?私・・・私が・・・初恋の相手!?」
そう言って、神奈はその理由を話していた。
「なるほどね・・・神奈ちゃんがいじめられたりしてて助けてくれたから・・・」
「うん・・・あの時は私、弱かったから・・・でも・・・私・・・夕璃ちゃんの事・・・好きだった・・・」
神奈の声が小さくなって言ってたので、そこから麗乃は夕璃に聞いた。
「私・・・小4で親が離婚して、転校しちゃったんだよ・・・ほんとは雪凪 夕璃だったんだけどね、今は[有瑠叶 夕璃]って名前なんだよね・・・
そう言って、緋月と聖祐がベンチで座っていたので、行ってみることにした。
「ねぇ…私たちっていつ…もどれるのかなぁ…もう一ヶ月たつし…」
「わ…わからないよ…ほんとに…僕だって…」
緋月と聖裕は、座りながらこれからのことについて話していた。
そのときに神奈たちがきて、麗乃を中心に二人のなやみを答えていった。
「二人はさ、この入れ替わりを運命だとは思わない?」
「僕は…思う…そもそも…こんなこと…有り得ないし…」
「私も!最近…緋月さんのことが…好きなのかとおもい初めて…」
緋月がそう言った時に、麗乃はこういった。
「え?それじゃ…二人ともお互いのことが好き!?」
麗乃がそういったとき、緋月はこういった。
「そうかもね!じゃあちょっとこっちきて…」
そういって、緋月と聖裕は神社の後ろに言った。その後ろに神奈が、みみを立てて付いていった。
「あの…聖裕さん!今だけは男にならせてください!俺は…緋月さんが…大好きです!」
そういったら、聖裕のよこにあった板が倒れてきて、緋月が守りにいって、そのまま二人が板の下に倒れた。
「緋月ちゃん聖裕くん!?ヤバい…はやくどかさないと…」
そういって、直ぐにどかすことはできた。
「ん…僕…聖裕くんが助けてくれた…のかな…」
緋月がそういって、起き上がった。
「大丈夫?緋月ちゃん?」
「緋月ちゃん?ということは…」
そういって、緋月は自分の体を泣きながら胸をさわって、聖裕を起こした。
「聖裕くん…聖裕くん…起きて…」
そう言われて、聖裕も起きた。
「ん?緋月ちゃんの顔?ということは…」
そういって直ぐに、自分の股間を調べて、あるのを調べた。
「戻ってる……のかな?」
「戻ってるんだよ緋月ちゃん!ほんとに…」
そういって、緋月と聖裕は抱き締めあった。
「私からも…言わせてもらって…いいかな…私も…私も聖裕くんが大好き!」
そういって、緋月は聖裕のほほにキスをしていた。
「え?俺で…いいのか?さっきは勢い立ったけど…」
その場面から、神奈はひっそりと戻った。
「どうだった?神奈ちゃん、うまくいってた?」
麗乃がそういったので、神奈は結果を言った。
「二人とも戻って緋月ちゃんOKだしたって!」
そう神奈がいったら、由真や健二などみんなが喜んだ。
さすがにいつもの2倍はつかれました
次回は緋月と聖裕が家に戻る予定です
高麗那の件はこれから家にいます




