9話 志乃亜の帰郷なう
とりあえず起きたが、たしか、今日姉の志乃亜が帰って来るとチャットにあったと思う。
とりあえず志乃亜に電話しようとした。
「もしもし志乃亜?今日帰ってくるんだよね?」
「あぁ、今日帰ってこれると…ん?和登?風邪引いてる?異様に声高いけど…」
「あぁ、これ?とりあえず志乃亜が帰ってきてから話すから、」
「分かったよ、とりあえず14時には帰れるから、」
「分かった、じゃまた」
そう言って、神奈は電話を切った。そういやまだ姉とかには言ってなかったなと思ってた弁当を
「これどうしよう…どうしようもないけど…とりあえずゲームしよ…」
14時になって、姉の志乃亜が帰ってきた。
「ただいま和登ー!風邪引いてると思ってゼリーとか買ったけど…」
「あ、おかえり志乃亜、」
「あれ?和登はどうしたの?あと、君和登の彼女?」
「違うよ、僕が和登なんだよ、まだ言ってなかったよね?」
「え?君が和登?どうしたの?女装?」
「そんな訳ないでしょ志乃亜!レムネムのバグだよ!」
「レムネム?あぁ、この前出たRPGだね、」
「なぜなのかはわからないけど、女の子になってたんだよ」
「なるほどね、とりあえず弁当あるからたべよ!」
そういって志乃亜は弁当をとりだして、弁当を食べ始めた。
「そういや思ったんだけどさ、」
「なに?志乃亜、」
そう言って、志乃亜は神奈の胸を触り始めたり
「え?ちょっとまって?ちょ、痛い・・・」
「やっぱりね、なんで私より胸大きいんだよー!」
そう言われて、唖然とした。
「何もしてないんだけど・・・」
「そんな・・・ただでさえ双子の高麗奈よりも小さいのに・・・それなのに妹にも勝てないなんてー!」
志乃亜は泣き始めていた。
「そんな泣くまでのことはないだろ!それに妹呼ばわりしないで!」
「わ、わかったけどー、でも妹とは呼ばせてもらうわね、一応弟が女の子なんだし、あとこの時の名前とかってある?」
志乃亜が理解しながら言った。
「一応、神奈って名前だけど、友達が決めたんだけとね」
「なるほどね、あ、ちょっとトイレいくね」
「ちょっと見に行っていい?本当に女の子なのか見たいし、」
「え!?うちのトイレ狭いし、無理だと思うよ」
「まぁたしかに、じゃ銭湯いく?広いし、友達も呼ぼうか?」
志乃亜がそう言ってたら、神奈は赤面していた。
「は?そこまではしたくないよ!それに友達も呼ぶんでしょ!恥ずかしいよ!それに一応男なんだから!」
「一応今は可愛い女の子でしょ、ならバレないよ、でもあんまり見過ぎないでね、」
「そんなわけないでしょ!」
神奈は再び赤面していた。




