秋色キャンバス
茜色の葉は生き生きと
白い風はまだ届かない
首もと飾る色々も
まだ味気ない
ひとの歩みだけが先を行き
あらたな色を生み出している
白いキャンバスが届かない
カラフルに染まる街並みに
もう少しだけ融けていたい
白い風の便りも虚しく
照らす陽射しは温かく
重ねる衣は軽くなり
踊りだす
大きな一歩に心揺れ
終わりを告げる風が哭く
いろめきたつ街並みに
しばしの別れを告げるべく
この身に茜を纏いましょう
白のキャンバスは何色に
冷たさ残すこの色に
貴方は何を遺すでしょう
読了ありがとうございます。
今年は秋が長いということで、服装に困らされております。マフラーやらを引っ張り出したと思えば、冬はまだ来ないみたいですね。