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じょ~か~部!  作者: 杠 音韻
14/18

すぴんおふ! [幼少になるジョーカー部]

(※今回収録話は、完全なじょ~か~部! スピンオフ作品であり、作者の妄想の話です。それを踏まえた上でご拝読下さい)




「よーし、きょーもきょーとて、ジョーカー部はじめるよー!!」

『はーい!!!!』

「うん、きょーはげんきがいいねー!! よーし、今日の活動はこれよっ!!」

ぶちょーが勢い良くほわいとぼーどを叩く。

そのほわいとぼーどにうつっていたのは、よくわからないもじだった。

えーと、[かんじ]ってやつだった気がする。

「えーと、きょーの活動は何で皆が子供になってるのよっ!?」

「えー? ぶちょー、もうこどもじゃん」

「うるさいわね赤司ぃ!! それは禁句よっ!! もう、小説を書いてるのは赤司なのになんで赤司が子供なのよ!!」

なぜかぶちょーはおおごえを出してさけんでいる。

ぼくはとなりの[みちちゃん]に声を掛ける。

「ねーねーみちちゃん。なんでぶちょーはさけんでるの?」

「うーん、わたしにはわからないよー。それよりさぁ、ばとるろ○いやるしよーぜ!!」

「バトル○ワイヤル!?」

またしてもぶちょーはそれにひっかかる。

「あぁもう駄目でしょ美智………じゃなくてみちちゃん。危ないからボールで遊びなさいっ!!」

「ちぇー、わかったよぶちょー。よし、たく。ばとる○ーむしよーぜ!!」

「バト○ドーム!?」

ぶちょーはおおごえで「ツクダオリジナルから!!!」と叫ぶと、ばとるどーむのあいてのゴールにボールをなげて、ばとるどーむをしまった。

「こういうのはスポンサーが色々と面倒だから止めなさい!! 他のスポーツをしてよっ!!」

またぶちょーがこわいかおでそういうと、みちちゃんのうしろにかくれてた、妹のふゆみちゃんが出てくる。

目をきらきらさせながら、おどおどと目の前まであるいてくるとぶちょーに目をあわせて。

「それじゃぁ………ふゆみと、べっどの上でたのしーこと………しよっ?」

「うぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!????」

ぶちょーはまたこわい顔をしながらさけぶ、うるさいなぁ。

「くぅ……この頃からだったのね………恐ろしい、恐ろしい子………!!!」

ぶちょーはなにかをボソボソつぶやくと、ぶちょーはふりかえった。

「そ、それじゃぁ、みちちゃんとふゆみちゃんは、この中で誰が好きかな?」

ぶちょーがそういうと、ふゆみちゃんとみちちゃんは見つめあって、つぎにぼくに目をやる。

ふゆみちゃんとみちちゃんは、ぼくのほうにゆびをさして。

『私はたくちゃんが好き――――!!!』

大きく笑った。

そこで記憶は途切れる。



「まさか、あの二人揃って赤司事が好きだとはね………負けられないわ」

ふと目が覚めると、冬美ちゃんと美智が眠っている。俺も寝ていた様で、体が重たい。

目の前には苦悶の表情を浮かべた部長が座っている。

「あ、あの、部長?」

「ひゃふぅ!? ………起きてたの?」

「いや、たった今起きました。部活中に寝てしまってすいません!!!」

「えぇ!? あぁ、まぁ良いのよ………特な情報も得られたし」

部長は部活中に寝ていたのにも関わらず、笑ってくれる。

最後に何か言っていた様だが、よく聞こえなかった。

目の前に転がった知らない飴をお菓子箱に入れて、帰る準備をした。



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