すぴんおふ! [幼少になるジョーカー部]
(※今回収録話は、完全なじょ~か~部! スピンオフ作品であり、作者の妄想の話です。それを踏まえた上でご拝読下さい)
「よーし、きょーもきょーとて、ジョーカー部はじめるよー!!」
『はーい!!!!』
「うん、きょーはげんきがいいねー!! よーし、今日の活動はこれよっ!!」
ぶちょーが勢い良くほわいとぼーどを叩く。
そのほわいとぼーどにうつっていたのは、よくわからないもじだった。
えーと、[かんじ]ってやつだった気がする。
「えーと、きょーの活動は何で皆が子供になってるのよっ!?」
「えー? ぶちょー、もうこどもじゃん」
「うるさいわね赤司ぃ!! それは禁句よっ!! もう、小説を書いてるのは赤司なのになんで赤司が子供なのよ!!」
なぜかぶちょーはおおごえを出してさけんでいる。
ぼくはとなりの[みちちゃん]に声を掛ける。
「ねーねーみちちゃん。なんでぶちょーはさけんでるの?」
「うーん、わたしにはわからないよー。それよりさぁ、ばとるろ○いやるしよーぜ!!」
「バトル○ワイヤル!?」
またしてもぶちょーはそれにひっかかる。
「あぁもう駄目でしょ美智………じゃなくてみちちゃん。危ないからボールで遊びなさいっ!!」
「ちぇー、わかったよぶちょー。よし、たく。ばとる○ーむしよーぜ!!」
「バト○ドーム!?」
ぶちょーはおおごえで「ツクダオリジナルから!!!」と叫ぶと、ばとるどーむのあいてのゴールにボールをなげて、ばとるどーむをしまった。
「こういうのはスポンサーが色々と面倒だから止めなさい!! 他のスポーツをしてよっ!!」
またぶちょーがこわいかおでそういうと、みちちゃんのうしろにかくれてた、妹のふゆみちゃんが出てくる。
目をきらきらさせながら、おどおどと目の前まであるいてくるとぶちょーに目をあわせて。
「それじゃぁ………ふゆみと、べっどの上でたのしーこと………しよっ?」
「うぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!????」
ぶちょーはまたこわい顔をしながらさけぶ、うるさいなぁ。
「くぅ……この頃からだったのね………恐ろしい、恐ろしい子………!!!」
ぶちょーはなにかをボソボソつぶやくと、ぶちょーはふりかえった。
「そ、それじゃぁ、みちちゃんとふゆみちゃんは、この中で誰が好きかな?」
ぶちょーがそういうと、ふゆみちゃんとみちちゃんは見つめあって、つぎにぼくに目をやる。
ふゆみちゃんとみちちゃんは、ぼくのほうにゆびをさして。
『私はたくちゃんが好き――――!!!』
大きく笑った。
そこで記憶は途切れる。
「まさか、あの二人揃って赤司事が好きだとはね………負けられないわ」
ふと目が覚めると、冬美ちゃんと美智が眠っている。俺も寝ていた様で、体が重たい。
目の前には苦悶の表情を浮かべた部長が座っている。
「あ、あの、部長?」
「ひゃふぅ!? ………起きてたの?」
「いや、たった今起きました。部活中に寝てしまってすいません!!!」
「えぇ!? あぁ、まぁ良いのよ………特な情報も得られたし」
部長は部活中に寝ていたのにも関わらず、笑ってくれる。
最後に何か言っていた様だが、よく聞こえなかった。
目の前に転がった知らない飴をお菓子箱に入れて、帰る準備をした。