◎ 「 あれ、日本語がおかしい? 」と思われる所があるかも知れません…。
文才が無いのです。
気にせず、そのまま読んでください。
──*──*──*── 宿屋街
セロフィート
「 ──此処が《 宿屋街 》ですか。
《 噴水広場 》に負けじと賑やかです。
──さて、何処の宿屋にしましょう? 」
≪ 都 ≫に滞在する期間中に利用する宿屋を決める為に、セロフィートは宿屋を1軒ずつ見て回る事にした。
御世辞にもどの宿屋の宿泊費も、お手頃価格とは言えない金額ばかりである。
宿泊費が高い事にはそれなりの理由があるからだ。
“ それなりの理由 ” はと言うと、宿泊客の安全と安心を守る為に、どの宿屋も防犯対策に力を入れなければいけないからである。
宿泊客の安全と安心を守る為に、防犯対策は決して欠かしてはならず、一切の手抜きも妥協も許されない。
その為、防犯設備の維持費が少々お高くなってしまうのである。
維持費の値段は防犯設備の高低に合わせられており宿屋のレベルによって異なっている。
最低でも1.000Q 〜 9.999Qが維持費として宿泊費に上乗せされるのだ。
防犯設備が高度な宿屋の宿泊費は自然と高額になる────というわけだ。
セロフィートの路銀には限りがあり、高額な宿泊費は支払えない。
その為、セロフィートは至って自然に宿泊費の安い宿屋を探す事になる。
セロフィートはとある宿屋の前で立ち止まった。
セロフィート
「 …………………………。
何処も高いです…。
1番安くて6.500Qですか…。
宿泊費が…5.200Q。
防犯設備の維持費は…1.300Q。
…………防犯対策には…あまり期待は出来ませんか…。
手持ちの路銀で支払える宿泊費は…この宿屋しかないですね…。
屋根も壁もベッドもあるのです。
野宿をせずに済むだけでも良しとしましょう 」
自分に言い聞かせたセロフィートは、滞在中に宿泊する宿屋を決めた。
セロフィートは目の前に建つ宿屋── 豚常呂亭 ──へ入った。