──*──*──*── 噴水広場前:オマ(6)
セロフィートが《 噴水広場前:オマ(6) 》へ到着すると、奥に見える《 噴水広場:オマ(6) 》の中に幾つもの屋台が出回っていた。
どの屋台も閉店後の後片付けをしているのではなく、これから屋台を開店させる為の準備を始めているのだ。
《 噴水広場前:オマ(6) 》に設置されている大きな案内板は、暗がりでも安心して都内の地図を見る事が出来るようにと親切にライトアップされている。
セロフィートは大きな案内板の前に立つと、現在地から《 宿屋街 》への道順を調べ始めた。
セロフィート
「 ………………あぁ…ありました。
──ははぁ…………成る程……。
此処こ広ひろ場ばから少すこし遠とおいですね。
階かい段だんを使つかわねばいけませんか…。
《 宿しゅく屋や街がい 》へ着つく頃ころには疲つかれてしまいますね…。
………………ふむ……。
階かい段だんを使つかわない道みちは遠とお回まわりになりますか…。
………………この≪ 都みやこ ≫は旅たび人びとに優やさしくない造つくりです。
………………はぁ……それでも野の宿じゅくは嫌いやですし……。
行いくしかないですね… 」
当とう初しょの目もく的てき通どおりに《 宿しゅく屋や街がい 》へ行いく事ことを決きめたセロフィートは、階かい段だんを使つかわない遠とお道みちを諦あきらめ、階かい段だんを使つかう近ちか道みちを選えらんだ。