地獄の沙汰も終わりしだい
「ところで閻魔さん、今まで話の流れで言ってなかったんだけど・・・」
「あー分かってる。全部言いなさんな」
「わしに惚れてるんやろ?けどわしには詩音という2次元ポケットで繋がれた恋人がおるしな」
「違うわよ。勘違い野郎」
「そうじゃなくって。私今まで現世の罪を言わないなんて言ったこと無いんだから」
「私の罪は・・・」
「まー待て待てわしも言ってなかったんやけど」
「実はなこの裁きは現世の罪を裁く裁きやないねん」
「長谷川明日香という人間を見るための裁きやったんや」
「そうなの?じゃあ今までのは作り話だったんだ」
「いいやほんまやで。嘘ついたら閻魔様に舌抜かれるやん」
「あんたが閻魔様でしょ」
「そやったな」
「あの恋愛話や両親の話は本当だったんだ・・・って怖いよ」
「じゃあそろそろ時間やから判決を言うわ」
「実は現世でかっこええ台詞見つけてん、今回だけ言わしてもらって言い?」
「ここまで来たら何でもいいよ。ささっと言って」
「じゃあお言葉に甘えて」
「次の一言がわれらの最後となるだろう」
「この一言に生涯の全てこめて!!」
閻魔さんちょっと頑張りすぎじゃない?
「受けてみよ、わが全霊の判決を」
まあ受けるしかなしね
「天に滅せい、明日香!!」
もう滅してます
「お前の判決は。無罪だー」
「フ・・・フフ・・・見事だ明日香よ!!」
聞いていただけなんですけど・・・
「この閻魔この場を去るのに人の手は借りぬ」
まあ普通はそうよね
「わが判決に一片の悔いなし!!」
そう言って閻魔は右こぶしを上げ光を放ちながら消えていった・・・・
そりゃそうだろ。自分で決めたんだから
「ところで無罪って言われて。私どうしたらいいのよー」
END
こんなくだらない文章を最後まで読んでくれた方
ありがとうございます。
次からはまじめに小説を書いていくので面白そうだと感じたら読んでください。
読んでくれた方本当にありがとうございました。