地獄の沙汰も馬次第
「えと次のページはと」
「えーと2○ 4△ 5◎なにこれ?」
「牝4 黒鹿毛 逃げ 芝に強しって競馬じゃん」
「うわー裁き中に競馬予想しちゃってるよこいつ」
やばっ帰ってきた
「遅なってすまんのう」
「なんか無いなって思たら便所に置いてあったわ」
思いっきり適当な所に置いてあるじゃん
「これは罪の重さを計る天秤や」
「片方に女神の髪飾りである真実の羽根を置き、もう片方にお前の心臓を置く」
「お前の罪が軽ければ心臓の乗った方の天秤は沈まないはずや」
これが死者の書にある天秤・・・
けど心臓をえぐり出されるなんて私いやよ
「けどなあの羽根ダウンジャケットにしてもうたしもないねん」
そんな大事な羽根を服に使うなよ
「代わりにわしのカツラを置いとくわ」
おいおーいこの閻魔ズラだよ。髪の毛全部はずれちゃったよ。
「さあ今度はねえちゃんの番や」
「いやよ。なんで私の心臓とあんたのカツラの重さを比べなきゃならないのよ」
「重量と違う罪の重さや!!わしの偽り続けたこの頭とあんさんの罪を比べたんねん」
「まず心臓を手で取り出すこと自体無理だし」
「そんなんガッと手で心臓取ってガッと置いたらええねん」
「そんなガッとガッと言われても絶対無理だって」
「あーもううるさいな。アサリをほじくり出す要領やん」
「だから無理だって、第一それトイレに置いてあったやつでしょ汚いよ」
「大丈夫や戻したときにちょっとウジが沸くだけやん」
「それがいやなの」
「動く米粒みたいでかわいいって」
「かわいくないわよこのツルッパゲ」
「お前そんな簡単にハゲって言うな。ズラかぶっとかんと亡者がこの部屋出るときにちょっとニヤっとすんねんぞ」
「じゃあ外さなかったら良かったのに」
「やったーもうええわそれ使わんでも」
「あれ?どうしたの急に」
「来てもうたわ2−5の馬連ドンピシャ当たりや」
やっぱり予想だけじゃなくレースもしてたか・・・
「これでまた3人地獄に送ったたわ」
「今日は気分が良くなったし勘弁したる」
日当たりも良くなったけどねハゲ閻魔さん




