地獄の沙汰もラジオしだい
「さー始まりましたDJ エンマがお送りするO・SA・BA・KI Midnight今夜もHOTなお手紙紹介していきます」
また変なこと始めちゃったよ
「最初のコーナーは『閻魔にお願い』」
「このコーナーはくされ亡者からのお願いをエンマが叶えてやることでファンを増やすDJエンマにとって気持ちのいいコーナーです」
最低なコーナーだな
まず初めのお手紙はペンネーム死ぬほど勉強したら死んじゃったさんです。受験生かな?」
「私は東大目指して受験したのですが発表前に死んでしまいました」
「発表結果がどうしても知りたいので閻魔さん現世に行って見て来てもらえないでしょうか?」
「もし見てきてもらえるなら地獄に落ちてもかまいません」
「というお手紙頂きました」
「えー私エンマ公務以外の用事で現世に行けないので見に行けません!」
行ってあげなよ、漫画やドラマ見る余裕あるならさー
「けどあなたを地獄に落とすことはできるので地獄には送ってあげます」
いやいやいや見に行ってもらえるならって言ってるじゃん
「次のお手紙行きます。ペンネームロミオDEジュリエットさん」
「僕は親の反対のため彼女と心中しました」
「生まれ変わっても一緒になろうと約束したので彼女が何になったのか教えてください」
「はい。えーロミオDEジュリエットさんあなたのために我々スタッフ彼女を探しました」
へーいいとこあるじゃん
「その結果、彼女はそんな約束した覚えないって言ってました。勘違い野郎ですね」
「そんな無理心中をしてしまったあなたは地獄行きです」
やたらとこの閻魔、地獄に送りたがるね
「ちなみに彼女は天国で元彼とよろしくやってました。残念!!」
そんな情報隠しといてあげなよ
「最後はペンネーム極楽上等さんから」
「私は昔地獄で処刑人をしてましたが息子に弱みを握られたため下で働いています」
お父さんの獣鬼さんだよ
「なんとか見返すために息子の部屋に忍び込んでみました」
お父さんもけっこう悪人ね
「私見たんです部屋の中にはいっぱいの・・・あーと残念ながら時間が来てしまいました」
「えーそんな中途半端なー。気になる気になる」
「自分の秘密だけ隠すなんてずるいよ」
「しゃあないやん時間やから」
悪人な上に卑怯だよこの閻魔




