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恋愛、ください。  作者: 猫山碧
種は蒔かれて
5/30

僕と彼女その5*

***


「宮田ぁー メールこなかったんだけど」

「知るか。28歳の男が18歳の男に相談すんな。そんなことより今日の課題見せて」


月曜日の朝一に僕は宮田にメールがこなかったことを報告した。一目惚れをしたわけでもないし自分からメールをしたわけでもないのでこなくても不思議ではないのだが報告したかったんだ。


「自分からメールしなきゃこないぞ。ふつうは。それより課題をだな…」


今までメールがきていたことのほうが普通じゃなかったのか。宮田には黙っておこう。月曜の朝から傷つくのは可哀想だ。僕はファイルから課題のレポートを出した。


「見せるのはいいけど丸写ししたら怒られるから上手くやってよ?」

「今まで丸写ししたことなんて無いだろ。確認だ。これ、絶対字数が足んない気がする…ってか内容も少しズレてる気がする…」


宮田は時折、咳をしながらレポートを見比べている。風邪でもひいてんのか?


「ほら、授業始まるから席に戻れって。プリント持ってていいから」

「助かる。昼休みまでに返すから。サンキュー!」



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