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恋愛、ください。  作者: 猫山碧
出会い
1/30

僕と彼女*

初めまして。猫山碧(ねこやま みどり)です。

初めて執筆しました。

編集多くてごめんさない。編集が終わっているものについてはサブタイトルに*を入れるので参考にして下さい。

先に断っておきます。この小説は甘い恋愛ではないです!


愛せるだけ幸せだよ。

彼女はそう言って僕の前から消えていった。




遡ること一年前。僕と彼女は忘年会という名の合コンで出会った。スペック?まあ、落ち着いてよ。順番に話してくから。


彼女の第一印象は静かで悪ノリしなくてピアスたくさん空いてる人。


この日の彼女は紫の膝上スカートに胸元にリボンがついた黒地にピンクがアクセントのニット。服の上からでも分かる大きな胸。ふっくらした体型だから並ぶまで背が低いことには気付かなかった。

一重の目に小さな口。鼻はまあまあ高い。彼女曰くおかめに似てるらしい。ピンとこない初対面の僕にくすくすしながら「納豆のだよ。」と教えてくれて僕も思わず納得してしまった。平安時代にタイムスリップでもしたらモテモテなんじゃないだろうか?と密かに考えてしまったんだよね。ああ、ごめん、話が逸れたね。だいたいイメージ出来たかな?


飲み会の席だというのに彼女は静かなものだった。男女合わせて16人もいる部屋から突然いなくなっても分からないぐらい、だ。



***


そもそも合コンなんて乗り気じゃなかった。美季ちゃんがどうしてもって言うから渋々行くことにしたわけで…

だから目立たず静かに終わらせるつもりだったのにこの男はわざわざ隣にやってきた。消し去ってやりたいと思ってしまったのはみんなには言えない。


「何飲んでるの?」

「梅酒」

「お酒強いの?」

「それなりに」

「……」

「……」


とにかく会話が続かなかった。正確に言うならば会話が続かないようにしていたというべきだろう。

この消し去ってやりたいと思ってしまった男はひょろ長く、眼鏡の奥には優しそうな二重の目があった。巷で流行っているメガネ男子の典型例みたいな人。見るからに草食系な人だから一人でいる私を気遣って隣に来たんだろう。




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