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コラボ1 ルティリス来る。



今日はソークの休みの日。




ソーク「お腹空いたなぁ…」


ソーク「はわぁ~…お腹空いたなぁ…」


欠伸をしながらこたつに入る。


ソーク「今日は『現実は小説より奇なり』も休みだしのんびり過ごしますか…」


……ピンポーン…


ルティリス「遊びに来たよ~!」


ルティリスはソークの家のドアを力任せに開け、ソークの入っているコタツに直行した。


ソーク「……『ショット』…お仕置き…だよ?」


ルティリスに向けて魔弾を一発撃ち出す。


ルティリス「あうっ!」


見事、ルティリスのでこにヒットした。


ルティリス「ソークのイケズ…せっかくケーキ持ってきたのに…ってあれ?ケーキは!?」


ソーク「モグモグ…美味しいねこのケーキ♪ありがと、ルリティス♪」


ルティリス「ルリティスって誰だよ!しかも勝手にケーキ食べてるし!!」


ルティリスはソークにチョップした。


ソーク「『アイス・シールド』細かいことは気にしな~い♪それよかドア壊すことはねぇだろ?『アイスソード』」


チョップの瞬間に氷の盾を出してチョップをふさいでしまう。さらに氷の剣を作り出し、ルティリスに突きつける…


ルティリス「魔法ばっか使うな食いしん坊!!くぅー!」


ルティリスは悔しそうな顔をする。


ルティリス「ドア……ッハ!」


ドアを壊してしまったことに今更気づいたようである。真っ青な顔でソークを見た後、ぎこちなく微笑して


ルティリス「こ…細かいことは…気にしない♪」


なんて言う。


ソーク「細かくねぇよ!ったく…ゴクン…で、今日は何しに来たのさ?」


ルティリス「……あ!!ちょっと、あんた何勝手に人の分まで食べてんのさ!!……もぉ……。ってか、何しに…って私最初に遊びに来たよ~!って言ったじゃん!退屈なんだよ!!」


ソーク「そういえばそうだったね…で、なにすんのさ?ポーカーでもする?やるんだったらお菓子賭けようよ♪交換は三回ね。」


そう言いながらトランプを配り始める。


ルティリス「ソーク、私ポーカーやり方知らない。」


ソーク「マジか!?……よし。ポーカーとは、トランプのジョーカーを抜いた後、シャッフルして相手と自分に五枚ずつ配って役を揃えるだけの簡単なゲームだよ~。普通の交換は一回だけだけど、今回は交換を三回してOKにするから役は結構揃え易いと思うし、やってみよ~よ~!!」


そう言ってチョコレートの業務用の袋をあけて中身を二人で分け合う。


ソーク「あ!このチョコレート代。後で半分頂戴ね!」


ルティリス「うーん、チョコレート……。」


ルティリスはよだれを垂らす。きたない…。


ソーク「始めは一個ずつチョコレートを賭けるぞ。」


そう言いながらチョコレートを一個二人の間に出す。


ソーク「この業務用チョコは百個入ってるから一人五十個ずつ……モグモグ…じゃあ始めようか…ゴクン…」


ポテチを手が汚れないようにポテチを食べる為のマジックハンドで食べる。残念ながらポテチを食べる為の魔法はなかった…


ルティリス「……。」


ルティリスは返事をしなかった。うつむいたまま、黙っている。たまに首がカックンと動く。つまりは眠っている。


ソーク「……パリパリ…(-.-)Zzz・・・・ゴクン…」





十分後…


ルティリス「むにゃむにゃ……ハッ!ソーク寝てる…しめしめ。」


ルティリスはさっきのお返しということで、チョコレートにこっそりと手を伸ばす…


ソーク「…『機関銃(マシンガン)』……なにをしてんのかなぁ~?食べ物の恨みは怖いぞぉ~?」


全力verの魔弾をルティリスに向けて撃ちまくる…


ルティリス「ソークいつの間に起き……きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」


数分後、ルティリスは地にひれ伏していた。


ソーク「全く…魔法使うとお腹空くからあんまし使いたくないのに…」


そう言うとソークは珈琲ゼリーを食べ始める。


ソーク「そんなのはどうでもよくて…はい。じゃあ始めるよ!」


ポーカーstart!!


ルティリス「……にーまい。だ。」


ソーク「どうぞ…俺は四枚で…」


カードを渡した後ルティリスがしょんぼりとする。


ソーク「次は何枚?」


ルティリスは何も答えず、ただ自分のカードを険しそうに見つめていた。


ソーク「ふーん…五枚だね。」


そう言いながらルティリスのカードを全て交換する。


ルティリス「何故分かった!?」


ルティリスが考えていたことを読まれて凄く焦りだす。


ソーク「まぁまぁ…落ち着いて落ち着いて…俺は二枚ね。」


ルティリス「…4枚!!」


交換したあと、ルティリスは何故かものすごく得意げな顔になる。

ソーク「一個…これで交換は終わりだね。いくつチョコを賭けるの?まず俺は二つ…」


ルティリス「はっちーーーー!!」


ソーク「十二個もう交換はいい?」


ルティリスはすぐに頷く。二人の間には24個のチョコが置かれている。


ソーク「それじゃあ…はい!」


ルティリスの出した札はエース二枚と5が三枚、つまりフルハウスということだ。


対するソークはキングが四枚…フォーカード。ソークの勝利だ。


ソーク「やりぃ!俺の勝ち!チョコは貰うよ!」


ルティリスは何故!?といった顔をした。


ソーク「ん?まだやるかい?全部取られてもきちんと半額払って貰うからね♪」


ルティリス「……もういいよ……。」


ルティリスはカードを放り投げ、その場にゴロリと寝そべる。


ソーク「パクパク…あ~…美味し♪…あ!もう夕方じゃん!おい!ルティリス起きろ!!」


ルティリスの頭をビシバシと叩く。


ルティリス「……あぅ…ん……もう豆腐は……いいでがんす~。」


ルティリスはむにゃむにゃとそう言い、ソークの手を押しのけて寝返りをうつ。


そのままルティリスは寝返りをうちながらくるくる…くるくると転がっていく。


と、ソークの部屋にある鏡に触れたとたん消えた。多分もとの世界に戻ったんだろうと思う。俺もそろそろ行くかな?そうしておれは眠りについた。




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