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非日常LIFE 嫌な予感 

 ある日の学校の帰り道のこと。いつもどおりの帰り道を歩く。僕の隣には千春が並んで歩いている。もし千春が他の人にも見えるのなら、今僕たちが歩いている光景を見てリア充だと思うのだろうか?まぁそんな事どうでもいいのだが、ふと想像してみた。


 そんなことを考えながら歩いていると、目の前に見えていた信号機が青の状態から点滅し始めて黄色に変わった。そして、それはやがて赤にへと色を変えた。僕たちは赤信号につかまった。別に黄色信号 の時に小走りで渡ってもよかったのだが走るのが嫌だったのでやめた。もっと言えば赤信号でも別に今から渡ろうと思えば渡ることもできる。ほら、よく言うだろ「赤信号みんなで渡れば怖くない」って!まぁ赤信号を平然とした顔で渡ることはそれなりの覚悟とリスクを負うことになるが・・・。それに、よくよく考えると、「みんなで渡れば」の「みんな」という人数が僕と千春の二人だけでも当てはまるのか?という疑問がでてきたので、やはりこの手段もやめておくことにしよう。


 まぁそんなわけで赤信号が青に変わるませを気長に待つことにした。信号機の向こう側には、もちろんだが信号が青に変わるのを待っている人がいる。その人たちの中にいた一人の女性に僕は釘付けになった。その女性はミニスカートにニーソを履いている。そのミニスカートとニーソから見える絶対領域つまりその間から見える太ももがたまらない。そんな事を思いながらその女性をみていると、それに千春が気づいたのか


「四季殿なに鼻の下伸ばしながらニヤニヤしてらっしゃるんで すか?まさに気持ち悪いこと変態の如し ですね」

 

 と千春が嫉妬するようにホッペを膨らませながら言ってきた。


「なんだよ、気持ち悪いこと変態の如しって?てか思春期 真っ盛りの健全な男共はあぁゆうのを見て 目の保養をお こなっているんだよぉ」


 とりあえずツッこんでいいかえす。


「私にはその行動が理解できません」


 と千春は軽蔑の眼差しを僕に向けて言う。


「まぁ女の子にはあの絶対領域の良さを理解することなんてできないだろうな」


「そんなの理解したくもないです。私はミニスカートとニーソとの間にできる絶対領域なんかより鼻  と口との間に できるミゾの絶対領域を見ている方がよっぽど目の保養になると思います」


「そっちの絶対領域の方が理解できんわぁ。マニアックす ぎるだろ。知ってるか?あの鼻と口との間 にあるミゾは 深ければ深いほどエロいってことなんだぜ」


 何かの本で読んだような、何かのテレビ番組で見たようなあやふやな記憶を頭の中から掘りおこしてきて、あっているかあっていないかすらわからない情報を千春に教えてやった。僕の話を聞いて千春は僕から目線を外しそれを僕の鼻と口との間のミゾに向けた。そしてそれを見て驚いたような顔をし僕を指さしながら


「し・・四季殿、あなたの鼻と口との間の絶対領域はマリアナ海溝位深いですよ!?これはつまり言 葉では表すことができないほどエッチいってこですよ!?」


「大げさすぎだ。それに、例えもマニアックすぎるわぁ。俺の鼻と口との間の溝を 世界一深い海溝  に例えるなぁ~」


 溝の深さだけに、とても不快な気分になった。我ながらかなりしょうもない洒落を思いついたが言葉に出す気にはならなかった。なぜなら、もし言ったらこの場の空気がとんでもないことになるのはなんとなく想像がついたからだ。


 そんなやりとりをして歩いていると遠くに我が家が見えてきた。そして無事に帰宅した。玄関で靴を脱ぎ二階に上がる。階段を上っている途中に妹の雨季が階段の一番下から声をかけてきた。


「四季兄ちゃん。お客さんが四季兄ちゃんの部屋で待ってるよ」


 なんだか嫌な予感がする。自分の部屋の前まで来て一度立ち止まり大きく深呼吸をする。そしてドアノブに手をかけ恐る恐る扉を開ける。やはり嫌な予感は的中していた。部屋に入るとどこかで見たことのあるような人たちが床に座って待っていた。一人は黒服で金髪のホスト風の男。もう一人はスーツパンツを履いてカッターの上にベストを着用している銀髪の女性。そう僕の部屋には飛鳥龍二と鬼ヶ島束がいた。






 また変なことに巻き込まれそうな気がする・・・・・






























































 

 

 

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