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2 デマントイドガーネットちゃんの胸のサイズ

「そう……パワーアップした今なら、勇者一人ならどうとでもしてくれよう!だがな!このバカは、アメジストにブルートパーズ、エメラルドまで引き連れておる!4対1で戦うんだぞ!?何とかなるレベルを軽く凌駕しておるではないか!……だから、私…勇者にヤられちゃうんだ……はぁ」

あぁ……

ホントに、彼我の戦力差に愕然とするね。

だって、長身貧乳女騎士と貧相な幽霊のコンビ対爆乳ロリっ子と猫耳美乳お嬢様と格闘バカ褐色巨乳元気っ子のハーレムを連れた勇者様だぜ?

確かに、ごく普通に瞬殺だね!

これは不味い状況だ。

なんとかしたいな。


「おいっ!誰が貧乳だ!私のブラのカップサイズはBだ!ちゃんとあるっ!そういうことでなく!4倍の戦力で戦われたら勝てんと言っとるのだ!……私の胸の事は他の四天王達でもしらない秘密なのに」

うんうん。

わかってるよ…

本来ならAAAカップなのに、鎧に合わせてBカップを無理矢理着けてるものね…

詰め物の素材選びとかの涙ぐましいサイドストーリーでの努力があったから、気になって公式設定集を読んだら、経緯を知って号泣した僕に死角はない。

て言うか。

そもそも僕は貧乳大好きだから、単なるご褒美だったね。

だから大丈夫だよ?


「は?何が大丈夫なんだ?な・に・が!それに、さっきと言ってることが、真逆にも程があるぞ?」

あぁ……

さっきのは一般論だよ。

あくまで、一般的な需要的に相手の方が戦闘力が高いってだけだしね。

僕の個人的な趣味だと、ガーネットちゃん一択だから!

愛してるよっ!

だから大丈夫!


「うっ!うるさいわっ!あっ、愛してるなんて気安く言うな!我の事など知らぬはずであろう!」

いや?

多分、ガーネットちゃんが、ひくレベルで知ってる。

つか、生い立ちから何から何まで、事細かに知ってるなぁ。

公式設定集とか読み漁ったし。

なんなら、ベッドの中でどんな風に泣くかを脳内で再現可能なレベルで……


「は?何を言っとるのだ?我はまだ処女だぞ?そんなこと不可能だ!不可能だ!不可能だ!!」

いやぁ……

めっちゃ力強く否定して貰ったんだけどさ。

嘘つくのも無理っぽいから、素直に白状しとくよ。

悪いね…

君達が出てたゲームって、エロゲだったからさ。

特に好みだったガーネットちゃんは、数限り無く泣いて貰ったんだよ。

ごめんね。

物凄く可愛かった。


「うわぁ!うわ、うああ!何いってるのだ?我の恥態を数限り無く見た上に……かっ、可愛いだと!?」

うん。

最高に可愛くてさ!

会いたくて、恋い焦がれて、多分やっとたどり着いたんだね。

ココに。

会えて嬉しいよ、マイスイートハニー!

って言っても幽霊状態だけどね!

ははっ!

あぁ、でも、このままだと、二人揃って幽霊かなっ!


「あっ!明るく言うなあああああ!!危機感を持てええええ!そして、我の恥態を思い浮かべて悦に浸るなああああ!」

うん?

無理!

僕、ガーネットちゃんの事が、好き過ぎだからね。

今、人生の中で一番興奮してるかも?

幽霊だけどね……

だからこそ、ガーネットちゃんが、あんなハートの目をして、勇者に従うなんて、絶対嫌だね!

さて、どうやってひっくり返してやろうか……


「おっ、やっとやる気になったか、背後霊。もう……我は逃げ出そうかと思うんだがどうだろう?」

え?

そりゃ、悪手だよね?

向こうには紫厳のアメジストがいるんだからさ!


「あぁ……我が地面に触れさえすれば、たちどころに奴に居場所が知れるか……」

そうなんだよね……

ゲームだと、四天王の一部の能力を手に入れるために、勇者が倒した後に封印作業をして、本性の宝石に戻して装備するって趣旨だったハズなのになぁ。

あの四天王達って、何で、蕩けた瞳で勇者にまとわりついてんの?


「封印?作業?一体何を言っとるのだ?」

えっ?

そこに突っ込むわけ?

わざわざ、言葉を濁したのに……

細かな描写が聞きたいわけ?

もぅ、ガーネットちゃんもエッチ大好きだねぇ……


「いや、いいっ!何も言うんじゃないぞ!」

そんな、期待一杯の目をしながら恥じらうとか……

ご褒美か!

これはご希望に沿わない訳にいかないっ!

そうです。

勇者に抱かれて、性的な快感を限界まで与えられ、四天王達は逃げられない宝石の姿に変えられちゃうというコンセプトだね。


「いっ、言うなと言ったではないかぁああああ!」

ほぅほぅ。

直接的な表現を避けたのに、ポーッとしちゃって……

満足げな顔を真っ赤にして恥じらうガーネットちゃん最高!

愛してるよ!


「う……うるさいうるさいっ!そんなはしたない顔など、しとらんわ!さっさと知恵でも何でも絞り出さねば、我も!あのパーティーに捩じ込まれるのだろう?それは嫌だ!!」

そうだね。

なんとかしなきゃ!

……しかしさ。

このゲームのコンセプトだと、戦闘って一対一だったよね?

なんで一対パーティーになったわけ?

要するにそこが問題なんだよね。


楽しんで頂ければ幸いです。

次話がラストです。

読んで頂けると喜びます。

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