心臓がいくつあっても足りません。
な、長くなってしまった…
そしてお待たせしてしまってすみません!
次は3月12日に入試なので、その後に来ます!
お待ちくだされば幸いです。
「やっほー。カーリアちゃんにルシフェル♡超絶キュートでプリティーでセクシーなヘルメシアちゃんのお出ましだよん♪形式通りに言うと…」
神々しい光の中に立っていたのはリリの使い魔である妖精"ヘルメシア"
金髪で妖艶な色を放つ紫色の瞳。そして少し尖った耳。そしてなにより目立つのが、その主張の激しい豊満な胸。同性さえも魅了してしまうその身体。美しいソプラノの声が私の耳をくすぐったかと思うと…
「我が名は妖精女王"ヘルメシア"時間と時空を司る時法大魔精霊とは我のこと。あらためてよろしく頼むぞ。」
今度は色香漂うアルトの声。声の変わりようにすごく驚いてしまう。
あれ?ルシフェルは普通だね。っていうかヘルメシアって妖精女王だったんだ…
私は慌てて挨拶を返す。淑女の鏡として。
「勿論でございます。ヘルメシア女王。私の方こそ、よろしくお願い致しますわ。」
「そんなにかしこまらなくていいのん♪いつも通りにしてくれればなにも問題ないわ。それに私も堅苦しいの嫌いだし!っね?」
…キャラチェン激しいなこの人。そういう私も口にする言葉と心の言葉が違いすぎるけれど。笑
あぁ、そういえばルシフェルのことちゃんと説明していなかった。このさいついでに説明しておこうかな。
ルシフェル曰く、紀元前前から生きていたらしく、物凄く長い時を生きている。悪魔界の大貴族で、人間界で言うところの公爵位に当たるらしい。
こ、公爵位…っ!?私よりも位が高いではないか!
そう思い、バッと後ろを振り向くと目があった。パッと目を輝かせて
「主様と目があった…ハァh((」
問答無用で黙らせる。
こんな奴が公爵とかやばくないかな!悪魔界大丈夫なのか!?
うん、つっこんどいてなんだけど今更だよね。よし、外見についての説明に移るけど、まず始めに言っておこう。
この子めちゃくちゃイケメン。外面は完璧だからこの子の性癖知ったらやばいことになりそう。特に女性陣。
執事服に身を包み、黒髪に知的そうな(全然知的じゃないでしょ。でも世間一般で見たら、だからね)瞳。髪の一部が爵位を表す金色になっている。これもまたルシフェル曰くなんだけれど、公爵位が赤、侯爵位が青、伯爵位が紫、子爵位が黄、男爵位が緑、になっているらしい。
爵位がつくのは生きた年月とその強さが認められた大悪魔のみ。そして公爵位の悪魔は主人を得ることでその秘めたる力が解放され、大悪魔帝王になるらしい。
ん?ちょっと待てよ?
「ルシフェル、貴方今の爵位は公爵よね…?だってさっきそう言ってたもんね!?」
あぁ、この嫌な予感が当たりませんように…!公爵でも結構やばいのよ?
「えーっと、そうですね…私はカーリア様を唯一の主人と認めたので…」
こ、この流れはまさか…タラタラと大量の汗が流れる。やばい、やばいよーっ!
「大悪魔帝王になっていたと思います。爵位に興味がないので主様には公爵位だとお伝えしてしまいました!申し訳ございません(てへぺろ☆)」
やっぱこの子の…じゃなかった、こちらにおられるお方が悪魔界の頂点じゃないの…ゲームではカーリアの使い魔について一切書かれていなかったから全く知らんかった…フラグ立てたの自分だけど!自分だけども!!
「えーっと、私貴方に対して失礼なこと、沢山したわよね…その、申し訳ございません、ルシフェル様。これからはこのような失礼なことは一切致しませぬ故、ご慈悲をお与えくださいませ。」
「主様やめて下さい。私は失礼なことをされたとは思っておりません。むしろご褒美ですから…もっといじめて下さいご主人様ぁっ!」
…あぁもう。この子は本当にやばいと思う。
ヘルメシア「ちょっとぉ!私を放っておかないでよぅ!」
神「はいはい。次に出るときはカッコいいヘルメシア様でてきますから。」
ヘルメシア「約束よぅ?やたー!」
神「ボソッ((沢山出すとは言ってないよ?ニタァ」