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努力の実る世界  作者: 選択機
第2章 ティンバー・ウルフローナ王国
80/406

日常会話(9)

ブックマーク・評価 本当にありがとうございます


8/21 改稿あり 加筆あり

 朝練の少し前、タクミ君に声かけられる。


「カナタさん、いいですか?」


「うん? 何かあった? どうしたの?」


「あの防具を集中的に作ってますけど、何でですか?」


「そうだね。大型モンスターを狩るゲームとかだとまずは武器を作って、自分の腕で回避するのが1番だったりするよね」


「ああ! 僕もやっていました! やっぱり漫画やアニメ・ゲームだと最初は、攻撃力と言うのが王道な気がするんですけど」


「そうだよね。でも、今現在の自分達の事を考えると、やっぱり防具を作るのが1番なんだよ。

 ・・・えっと、簡単に言うと、今武器はお飾りのようなものになってるでしょ? 最強の攻撃が魔法だからさ」


「じゃあ武器は作らないんですか?」


「いやいや、作りたいと思ってるよ? 魔法が効かない敵とかも考えないとだし」


「なるほど、作るとしたらでいいんですが、どんな武器にしたいとか、理想というか目標というか・・・そんな物はありますか?」


「作ってみたい武器はあるんだけどさ、なんと言うか・・・見た目重視なんだよね」


「何ですか? 蛇腹剣ですか? パイルバンカーとか? やはり銃? いや、ファンタジー世界っぽいので、やはり巨大剣ですか? ガンラ〇ス? ガンブ〇ード? どんなロマン武器ですか?」


「すごいね、一瞬でそこまで出てくるんだ」


「そりゃそうですよ。レールガンとかレーザーとか、ビーム〇ーベルとか・・・いや、巨大ロボットとか・・・いや、強化スーツ・・・キラー衛星も欲しいですね」

 

「どんどん大掛かりになってるから! そんなに凄い物が欲しいわけじゃないし」


「え? やっぱりブラックホールエンジ〇とかじゃないんですか? いや、戦艦とかもいいですね・・・ほかにも・・・」


「止めてね、暴走したら止められないからね」

 


「そうですか? 何とかなるんじゃないんですか? 魔法もあるんですから」


「この星が壊れたら何も出来ないでしょ・・・」


「そうですね・・・残念です」


「いや、作れないからね! 危ないしさ、何処に向かう気なの?」


「そうですね・・・形だけなら作れそうですけど、動かす機構が作れないですよね」


 安全に殲滅できそうだからあればいいけど・・・俺らが魔物と変わりなくなっちゃうよ・・・


「そこまで凄い物じゃないんだけどね、切っ先諸刃造りって知ってる?」


「こ・・・小鴉丸ですか? なるほど、ミスリルなら出来ないことはなさそうですね」


「でしょ? 出来れば結構な長さにして、しかも柄が伸縮したら面白いよね・・・全部伸ばすと薙刀みたいになるとか」


「確かにロマンがありますね! やはり刀は男の心をくすぐりますよね」


「だよね! だよね! 見た目もかっこいいし、いつかは欲しいと思ってるよ~」


「片手に刀だと、もう片方には銃ですかね? ハンドガンですかね? ショットガン? いや、ビームサーベルにして、ビームを打ち出せるようにするとか。

 ・・・レールガンもいいな、バックパックにファン〇ルをつけて・・・無線化できるかな? いや、最初は有線で、ゆくゆくは・・・」


「いや、また飛びすぎだから! 戻ってきて!」


「あ! すみません・・・でも、自分で作れるかもしれないとなると楽しいですね」


「そうだね、色々作ってみるのがいいかもね。

 ただ、飛び道具は今の所作らないよ? ゲームのようにLvが上がっても、針で指が傷つくんだし諸刃の剣になりかねないしね」


「なるほど、何かあった場合自分に向けられるかもしれないと言うことですか・・・」


「そうそう、そう言う事・・・まぁ、自分以外使えないような機構や、魔法なんかがあった場合は作るかもしれないけど、今のところは我慢してね」


「分かりました。僕も色々事に対処できる、皆を守るための装備を作るために、鍛冶の修行頑張ります!」


「うん、頑張ってね!」

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