若返り? 日常会話
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6/22 改稿あり 加筆あり
「あの、ヨシさん、髪の毛の根元が黒くなってきてませんか?」
「そうなのよ、ボリュームも増えてきたみたいなのよ~」
ヨシさんは、そう言うと笑顔で髪の毛を触る。
「いいことですね~・・・あと、最近歯がぐらつきませんか? 歯ブラシがなくて木の皮みたいな物で磨いているからなのかな?」
口を開けて歯を指差しながら言う。
「私はおばあちゃんだから抜けるのは解るんだけど、歯が無い所も少し痛いのよね・・・」
「解ります! 全体的に歯茎が盛り上がってる感じがするんですよね」
「まさかとは思うけど・・・生え変わりなのかしらね」
「やっぱりそう思いますか? ただ、歯医者だった人がいるわけじゃないので訳が解らないんですよね~」
「どうして?」
「だって、乳歯の下に歯が待機しているから生え変わるのであって、いきなり生え変わるのってなんだか変ですよね」
「でも、無くした歯を取り戻せるのは嬉しいわ」
「それは思います! 俺も虫歯が多いので」
「いい事ってことにして、様子を見ればいいんじゃないかしら」
「そうですね、そうしましょうか」
◇◆◇
「ねぇ、ショウマ君」
朝錬の突きの練習時に話しかけてみる。
「なんだ? 突きの最中は集中しないと変な癖がついちゃうぜ?」
ショウマ君は、突きを出しながら会話に応じてくれた。
「ごめんごめん、なんか習ってみたいこととか無いのかなって思ってさ」
「あ~・・・特には無いな、強いてあげるならモンスターと多く戦ってみたいって感じか」
何処の戦闘民族だ・・・
「そっか、自分でなんか出来ると便利じゃない?」
「俺は器用じゃないからな・・・特に不便じゃないさ」
「了解、なんかしたい事があったら言ってね、援助するから~」
「解った、助かるよ」
◇◆◇
あたしは~、コノミンの部屋へ行って~、世間話をして~、ずっと気になってたことを聞いてみた。
「ねぇねぇ~、コノミ~ン・・・カナタさんの事すきなの~?」
「いきなりなんですか! 藪から棒に!」
コノミンは、慌ててた。
「だってさ~明らかに態度違うじゃん?」
「男の人が苦手なだけです! カナタさんは話しやすいんですよ・・・」
「あ~あるある、なんか話しやすいよね~、でもさ、他の人に取られちゃうかもよ?」
「好きなのは確定なんですか!」
「え~? 違うの~?」
「正直なところ解らないんです。恋人というより・・・お父さんって感じ?」
「あっはっは、そうそう! あたしも一緒一緒~!」
「でしょう? ですから何とも言えないんですよ」
「何となく女慣れしてる気がするし~、昔遊び人だったとか~?」
「それはそうでしょう。サラッと変なこといいますもんね」
「だね~・・・コノミンのことだけ優しいって訳じゃないしね~」
「また戻るんですか!」
「だって~・・・暇じゃ~ん・・・面白いことないし~・・・TVすらないんだよ~?」
「まぁそうですね、娯楽とかは無いですもんね~」
その後も、楽しく話していた。