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努力の実る世界  作者: 選択機
第2章 ティンバー・ウルフローナ王国
37/406

魔法についての相談(2)

 ブックマークが増えると嬉しいですね

 誤字脱字が多く、拙い文章ですが、頑張ってまいります


ブックマーク・評価 本当にありがとうございます


6/19 改稿あり 加筆あり

「そうですね、重い人もいますし絶対必要ですね」

 ミズキさんが、頷きながら言う。


「でしょ? 出来る限り早く欲しいんだ、お願いね」

 ユカさんが、手を合わせて拝むように言う。


 ミズキさんとユカさんが話してる・・・なんとなく、珍しい組み合わせな気がするな。


「珍しいですね、2人で話してるなんて」

 俺に気がつき、こちらを見る。


「え~? 珍しくないですよ、いつも皆で話してますもん、ね~」

 ユカさんがおどけた様に言う。


「そうですよ、女の子同士で話すのは当たり前ですよ、ね~」

 ミズキさんも、それに倣うかのように言う。


 何このノリ。俺もやったほうがいいのか? でも変態っぽくなるしな・・・


「そうなんですか~、何を話してたか聞いてもいいですか?」


「えっと、痛み止めの魔法を作れないか聞いていたの」

 ユカさんが答える。


「なるほど! 後で教えて貰いたいですね」


「え? 何に使うの?」

 ユカさんが、顔を顰めて1歩引きながら言う。

 ミズキさんも、無言で1歩引く。


 え? 何でそんなに警戒するの? 変な事言った?


「あの、回復魔法もイメージの魔法でしょう? 痛みがあればイメージが固まらないのが普通じゃない? 痛み止めの魔法が簡単に使えるのなら、回復魔法を使用する時に絶対必要な物なんじゃないのかな? って思ったんですけど」


「あぁ・・・なんだ・・・てっきり月の物の痛みの事を考えてたのかと思ったよ」


「本当ですね、かなり焦りましたよ」


 何? 俺って変態キャラな訳? いや、そうか! 2人は最初、月の物の話をしてたのか・・・それなら辻褄が合うな。


「いや、そこまで気が回るわけがないし、女性のことは解らないからね」


「あはは、ごめんなさい、いっつも突拍子がないから考えてるのかと思っちゃった」

 ユカさんは笑いながら言う。


「すみませんでした」

 ミズキさんは、頭を下げて言う。


「でも、月の物になったら回復魔法使えばいいんじゃない? 駄目なの?」


「前に回復魔法は過去に戻るって言ってたでしょ? だとしたらさ、身体のリズムの物をいきなり変更するのは危険じゃない? 身体への負担を考えると痛み止めぐらいがちょうどいいと思う」


「なるほど、その可能性もありますね・・・そういえば、月の物の用品ってどうしたんですか? 男なので失念してましたけど」


「下着買った時に一緒に買ったし、浄化魔法である程度汚れも落ちるから大丈夫!」


「それなら良かった。俺も忘れることや間違うことがあるので、何かあったら言ってください」


「うん、OK」


「解りました」


◇◆◇


「第一回最強魔法会議、パチパチパチ、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」

 コノミさんは、俺や女性と話すときは謎のノリで話す・・・まだ少し慣れないなぁ・・・スポンサーって何処よ・・・


「はい、パチパチパチ」

 俺とミズキさんは、一応乗ってみる。


「最強魔法といったら何ですか? はい、カナタさん」

 コノミさんが、こちらを指差して言う。


「そうだな~、重力崩壊とか?」


「な! 何でそう難しいことを言うんですか! 解りやすく!」


「えっとね、ブラックホール」


「世界崩壊が起こりますよ! 危険極まりない!」

 おお! ツッコミが早いな。


「では、ミズキさん」

 ビシッとミズキさんを指差す。


「そうですね、核兵器ですか?」


「放射能汚染でひどいことになりますよ! 作っちゃ駄目です」

 コノミさんは、手を×にして言う。


「じゃあ、コノミさんはどんな魔法だと思ってるの?」


「ふっふっふ、よく聞いてくれました! ずばり反物質です! 1tあれば、なんでも破壊できると思います!」

 人差し指をピンと伸ばしながら叫ぶ。


「この星どころか銀河も崩壊するよ! 1番危ないよ!」


「最強ではなくて、使い勝手のいい魔法を作る会議に変更しましょうか」

 コノミさんは、腕を組んで言う。


「そうだね、やっぱり王道のレーザーとかかな」


「そうですね、レールガンも欲しいですよね・・・電気の力で壁に張り付いたり・・・」

 コノミさんは、何かを弾くポーズをとる。


「作れるとは思いますけど、魔力が全く足りません・・・今回は諦めて下さい」

 ミズキさんは、申し訳なさそうに言う。


「そうですよね~」

 2人の声が重なった。

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