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努力の実る世界  作者: 選択機
第2章 ティンバー・ウルフローナ王国
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魔法についての相談(1)

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ブックマーク・評価 本当にありがとうございます

「魔法使用時の魔法名って何だろうね、自分で言っておいてなんだけど、意味がさっぱり解らないよね」


「そういえばそうですね、余りにサラッとしていて忘れていました。ただ、魔法使用時に言う言葉は何でもいいみたいですよ、端的に言えば【あ】でもいいみたいです」


「そうなんだ。でもさ、何でもいいということになりすぎるとフレンドリーファイアが怖いよね」


「フレンドリーファイアって新しい魔法ですか? どんなのです? どんなのですか?」


 ビックリする位キラキラした顔だな・・・


「ごめん、魔法じゃないんだ・・・同士討ちって意味なんだけど・・・」


「なんだ・・・そうならそうと言ってください。勘違いするじゃないですか」


「そうだよね、ごめんね・・・ははは」


「でも、そうですね、ある程度同じじゃないと、この魔法を唱えますって通じないですよね」


「でしょう? 名前を皆解るようにしておいたほうがいいと思うんだ・・・ってことで、名づけは任せた!」


「え? 私ですか?」


「うん、ある程度の魔法は最初に名前をつけて、後で作ったものはその人に付けて貰えばいいんじゃない?」


「どんな魔法に名前をつければいいですか?」


「例えばだけど、ファイヤーボールってあるでしょ?」


「はい、有名ですよね」


「うん、でね、何とかボールとか、何とかアローとかさ、そんな感じでいいんじゃない?」


「では、そうします」


 ん? 結局俺がつけてない?


「そういえばさ、ちゃんと寝てる? 眠そうだし、会話が単調なような・・・」


「ね・・・寝てますよ・・・はい、寝てます」


 会話がグダグダだね・・・寝てないんだろうな~。


◇◇


「ミズキさん、魔法で気になったことがあるんだけど」


「なんでしょうか?」


「光魔法って回復でしょ?」


「はい、そうですね」


「闇魔法って腐食でしょ?」


「そのとおりですね」


「発酵って闇魔法だよね?」


「ええ、おかしいですか?」


「うん、発酵ってなんだか解るよね?」


「牛乳などをヨーグルトとかにすることですよね?」


「そうそう、ヨーグルトにする時って牛乳はどういう風になってる?」


「乳酸菌で、分解されていくんじゃないですか?」


「うん、正解。でもさ、乳酸菌って生き物じゃない? 生き物の活性化なら光なんじゃない?」


「そう言えばそうですね、矛盾ですね・・・なんででしょう?」


「ここで1つ仮説。回復魔法ってさ、巻き戻しなんじゃない?」


「巻き戻し??」


「一定の過去の時間の状態に戻すとか」


「まさか! 時間魔法?」


「そう、そして闇魔法は早送りとか」


「なるほど! 面白いですね! 色々やってみます! ありがとうございます」


「うん、頑張って~、ちゃんと寝るんだよ~」


「は~い」


 この考えが正しければ、とんでもない魔法が出来上がるんじゃないかな? よし、後は任せよう。

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