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夏の日
窓枠を
引っ張るように
続いていく青空
熱を冷ますような
銀色の蛇口
くねるホース
散らばる水と
そっぽを向くひまわり
君の恋と
僕の恋を
交換しよう
愛の言葉の
重みが変わらないのなら
せーので
繰り出す「好き」が
かなしいのはなぜだろう
そびえ立つ入道雲
君の背中
陽射しと細められた目
眩しさの中で
生き続けては行けないから
君の言葉と
僕の言葉を
交換しよう
足りない言葉を
継ぎ足してもなお
せーので
繰り出す「好き」に
続く言葉が違うのはなぜだろう
暴れたホースから
飛び散る水と
そっぽを向くひまわり
眩しさの中で
目を逸らし続けてはいけないから
凶暴な熱と
醒めたように光ってる
銀色の蛇口
ちょうどいいものなんて
知らないまま
僕らは灼けてゆく
いつか
生まれ変わってしまう
皮膚を焦がして




