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そら呼吸
滑らかに速やかに
息してる空
とうめいを振りかざして
その蒼を透かして
ひとつふたつと
数えられる想いなら
放ったのかもしれません
曖昧さを許せないから
苦しいのかもしれません
空のため息は
掻き消える雲
そんな呼吸を忘れてしまって
この想いが
載せられるような蒼なら
広がったのかもしれません
すぐに色を空け渡してしまうから
悲しいのかもしれません
仕舞ったままの
胸がくすぶり続けているから
つめたさを求めて
傷つけあっているのかもしれません
忘れることが
できないから用意できない空席
詰まったままの胸で
滑らかに速やかに
息してる空を見上げて
透明にはなり得ないから
いつも
隔たりの中で
言葉を届けているのかもしれません




