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「行ってらっしゃい明美。海音ちゃんたちと仲良くやるのよ。あと、あなたたちを連れて行ってくれる人たちにもちゃんとお礼を」
「大丈夫だってお母さん。もう、ただ旅行に行くだけなんだし心配しすぎ。私一人で行くんじゃないんだしもう中学生になったんだから大丈夫だって」
「…………そっか。もう明美も中学生だもんね。せっかく連れて行って貰うんだし楽しんできなさいよ」
「うん、それじゃあ行ってきまーす」
まだ日が昇っていないような時間に私は家を出ることになった
夏休みが始まってもう半分が過ぎているが、こんなにも早くから起きているのなんて初めてかもしれない
小学校のころとかは朝のラジオ体操で6時半には強制的に起こされていたが、それよりも早い時間だ
結局、あの電話はどこかの大きなショッピングモールに行こうとかそんな生易しいものではなく、白崎さんの言っていた通りとんでもない規模のものだった
本来はあかりさんたちの家族と白崎さんで旅行に行く予定だったらしいのだが、あかりさんのご両親が急に仕事が入ってしまい行けなくなってしまったのだという
かといって旅行をキャンセルしようにもかなりの額のキャンセル料が要るのでもったいないからと私たちが誘われたのだ
そんなお誘いが来るなんて全く想像していなかったので恐縮して渋っていたのだが、いつものあかりさんのテンションに乗せられてついていくことになってしまった
まさか旅行の話だなんて思っていなかったので念の為にお母さんに相談してみたら「まぁ、ちゃんと見てくれる人が居るならいいんじゃない?海音ちゃんも一緒なら心配しなくて大丈夫だしね」と、案外あっさりと許してくれたので驚いた
海音ちゃんも「なんか白崎さんたちに悪いよね」と言いながらも行く気満々でかなり早い段階から旅行の話で盛り上がっていた




