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私と彼の恋模様  作者: 辰野
69/224

69.

 「そもそもさぁ、海音ちゃんたちが朝早くから学校に行っていたことを知らないと思うんだよね」


 明美ちゃん思いの海音ちゃんのことだ

 なるべく周りの人からバレないように他の人が登校しないような時間から学校に行っていたのだろう

 クラスの人なら二人がいつもより早く来ているのは気づくだろうがわざわざ聞くほどまでのことではない


 「……確かにそうですよね。なら紙が入っていなかったのって…………」

 「流石に私もそこまで分からないかも。けど、それはフェイクなんかじゃなくてもっと単純にその紙が用意できなかった。それとも持ってこれなかったと思う方がいいかもね」


 そうだ、よくよく考えたらあの紙をどうやって調達しているのかも気になる

 下駄箱から溢れ出しそうな程の量だ

 持ってくるのにも苦労していたに違いない

 電車にあの大量のちり紙が入った袋でも持って入ったらかなり目立つだろう


 なら一番都合がいいのはちぎらずに持ってきて学校でちぎるのがいいのではないのだろうか

 だいぶちぎってあって元の紙の量が分かりづらいがそれでもプリント10枚ぐらいでおさまるはず

 それならファイルを持ってきていれば余裕で持ってこれる量だ


 「…………ねぇ、本当にこれをやったのは朝で間違いないの?」


 なんだか考えれば考えるほど分からなくなってきた

 あの状態にするにはかなりの時間が必要になるはずだ

 それをわざわざ朝早くに学校に来てやるのだろうか

 夜中は薄暗すぎて壁に何を書いているのか分からないだろうし…………


 「なんで二人は放課後じゃないって言い切れるの?」


 そしてどうしてもあれをやるならまとまった時間で日が出ている時の方がやりやすいと思うのだ

 でも何故か二人は放課後にされているかもしれないことは全く考えずに即座に真夜中という結論を出していた

 二人から夜中に学校に行くので付き添って欲しいと言われたので来たが、今にして思えばそれもおかしい話である

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