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私と彼の恋模様  作者: 辰野
68/224

68.

 すでに私たちは学校からはおさらばしていて、二人を家に送っているところだ

 もう深夜を廻っているので疲労も眠気もピークになりつつあるが今はそれどころではない


 「ねぇ、思ったんだけどさ。どうして今日はこんな真夜中に学校に来ようと思ったの」


 海音ちゃんから大体の事情を聞いてから私たちも手伝うことを決めた

 これは中学生だけで解決できるような問題ではないような気がしたからだ

 けど聞いた限りではこれまでに何度もいたずらされていたが昨日、朝早くに来てみたらいたずらされてなかったという

 それなら普通、昨日の時間よりも後の時間にいたずらされているとは思わないのだろうか


 「もしかしたら昨日のいたずらが途中までしかされていなかったのはフェイクなんじゃないのかって思って」

 「なに、フェイク?」


 どうやら明美ちゃんたちが朝早くから学校に行っていたのは一度や二度ではないらしい

 毎日のように朝早くから学校に行っているから犯人が明美ちゃんたちを惑わすためにわざと途中で終わらせていたのじゃないかと思ったようだ


 確かに何らかの意図があってそうしたのは想像がつく

 もし本当に海音ちゃんが来ていたのに気づいて途中で逃げたとしてもおかしな点がある

 なんでイタズラに使うはずだった紙を持って逃げたのだろうか


 今日のを見て思ったがかなりの量の紙だ

 あの量なら持ち運びのことも考えて袋の中に入れて持って来ているのだろう

 けど逃げるならその袋がものすごく邪魔になると思うのだ

 私ならその袋は下駄箱に放っておいてそのまま逃げる


 「……それ、フェイクじゃないと思う」


 けど私にはどうしてもそれがフェイクには思えないのだ

 確かにこの二人がどういう経緯でここまでたどり着いたのかは分かった

 でも二人は根本的なところで一つ見落としているのだ


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