表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私と彼の恋模様  作者: 辰野
61/224

61.

 「だって朝だと私たちがどこかで会っていてもおかしくないじゃない。いくらなんでも日が出てない時間からやるっていうのはおかしいし……」

 「でもでも、今日は紙切れしか入ってなかったから、もしかしたら慌てて逃げたのかもって言ってたよね!!じゃあ夜じゃないでしょ!!」

 「もしあれが本当にその時にやっていたならね。もし私たちが嗅ぎまわっているのに気づいていたとしたらフェイクって可能性もあるわ」

 「うう~~」

 「大丈夫だって、私が一人で行ってみるから」


 明美は小さい頃から幽霊やお化けなどオカルト系が大の苦手である

 私はお化け屋敷とか好きだから明美の気持ちは分からないけど、後ろに誰かがついてきているのではないかと思ってしまうらしい


 そういえば、小学校の時に行った修学旅行で小さな肝試しをしたのだが、泣きそうな顔になりながらずっと私の袖を掴んでいたのを覚えている

 クラスの男子がそのことで明美をからかってみたら本気で泣いてしまって、からかっていた男子たちがひたすら謝っていたっけ


 「でもそれだと海音ちゃんが危ないよ」

 「大丈夫、大丈夫。明美と違って私はお化けなんて全然信じてないから」

 「それもそうだけど学校からどうやって帰ってくるの。海音ちゃん家からだいぶ距離あるよ」

 「あぁ、そっかぁ。行きは終点の電車で行くとして帰りが面倒か……」


 確かに明美が指摘してくれたように行きは良くても帰りは学校から家まで歩かなくてはならない

 私も真夜中に道をウロウロするのは怖いものがあるかもしれない

 いくらオカルト系に強いと言っても精神面で強いだけで、悪い人間と出会ったとしても自分でなんとかできるような力は持ち合わせていない

 できれば男手でと保護者とは言わなくても私たちよりしっかりしていそうな人が欲しいところだ

 せめて高校生か大学生ぐらいの人が……


 「あ、もしかしたらなんとかなるかもしれない」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ