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私と彼の恋模様  作者: 辰野
37/224

37.

 濡れた制服は保健室で乾かせてもらって午後の授業は予備の制服で参加することになった

 ちょっと体を締め付けている感じがあるが仕方がない

 その時持っていた携帯が防水機能付きでなにも問題がなく電源が着いたのは不幸中の幸いだ


 保健室の先生からはまたお前かと顔で言われたが笑ってごまかしておいた

 確かに午前中のは仮病だったけどこればっかしは私のせいではない


 放課後になって海音ちゃんと一緒に制服を取りに行ってそのまま帰宅した

 海音ちゃんからいい加減に部活に出なさいと言われたが、今日の私にはそんな気力は残っていない


 こんな時に文化部は不利だと思う

 このイライラをスポーツにぶつけることができずに手先でちまちまと作業をしなくてはいけないのだ

 他のことを考えていたら失敗してしまうに決まっている


 「なんで上履き持って帰ってるの?明日まだ学校あるよ?」

 「あっ、うん、ちょっとね。濡れた服で上履き履いたらこれも濡れちゃって。家にある予備と変えてこようかなーーっなんて」

 「そっか。ほんっとに今日は災難だったねーー、ひっひっひ」

 「ちょっと海音ちゃん笑わないでよ。これ以上不幸なことに会いたくないから~~」

 「はいはい、ごめんごめん。それよりも今日は早く寝て風邪治しちゃいなさいよ。ただでさえ水被っちゃったんだからこれ以上悪化させないように」

 「大丈夫だって。それじゃぁねーー」


 海音ちゃんも私が風邪をひいてるから早めに帰ったのだと勝手に解釈しれくれたみたいでいじめのことには気づいていないみたいだった

 いつもと変わらず、どこのオカンなのかとツッコミたくなるほどの過保護っぷりを見せてくれた


 でも海音ちゃんと話していて一つ分かったことがある

 思っていた以上に一人で抱え込むのはキツイ


 今でさえ海音ちゃんに嘘をつくことにものすごく罪悪感を感じている

 これをお母さんにもしないといけないと思うと私が潰れるのは時間の問題のような気がした


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