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私と彼の恋模様  作者: 辰野
27/224

27.

 「…………やっぱりあのあと警察の方まで連れてかれたんですね」

 「えぇ、写真撮ったことについて厳重注意されたぐらいだけど事実は事実。そのあと学校の方にも問題視されて一時休学。

 もちろん詳しい事情が分かってすぐに休学はなかったことにされたけどそれは結果論。もし学校がそれを認めてくれてなかったら無期限停学、退学の可能性もあったかもね」

 「…………私が思っていた以上に大変なことになってたんですね」


 私は精々、警察で事情を聞かれただけだと思っていた

 でも私が思っていた以上に自体は深刻、まさか学校にまで影響があったとは思っていなかった


 「それって大丈夫なんですか、直人さん。進学とか就職とかいろいろと影響しちゃうんじゃ」

 「まぁもしかしたら影響するかもね。でも本人はそこまで気にしてないみたいだけど」


 というか、中学生がそこまで気にしないでいいのにとあかりさんは言うが中学生でもそれぐらいは分かる


 中学生の私たちがなぜこんなに勉強させられているのか

 それはなるべくいい高校に入るからでなぜそんな高校に入りたいかというと自分がなりたい職業になるためだ


 つまり歩さんはその学生にとっての最終目標である就職に関係するかも知れないことをしてしまったのだ

 …………明美を助けたがために


 「やっぱり、明美にもこのこと教えてた方がいいんですかね」

 「明美ちゃん?どうして教えなくちゃいけないの?」

 「だって、あの子人に迷惑かけることをすごい嫌ってるから……」

 「じゃあその明美ちゃんを助けた直人の気持ちも聞いてくれない。あいつ、人に感謝されるのとか嫌いだから。それに、わざわざ今から恩きせがましいこと言って明美ちゃんをもっと困らしても意味ないじゃない」

 「…………それもそうですね」


 終わったことを今さら掘り返したところでなにも変わらない

 そんなことを今から明美に聞かせたところでなんになる

 明美が余計に気をつかってしまうのなら言わない方が一番いい


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