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私と彼の恋模様  作者: 辰野
17/224

17.

 「あの、ちょっといいですか」

 「ん?…………ん!?」

 「ちょっと聞きたいことがあるんですけど」

 「別にいいけど…………どうかしたの?」


 近くで見るとやっぱり美人である

 さっきは遠くからだったからよく分からなかったが、近くで見ると髪が少し茶色がかって癖がない全くないストレートだ

 リボンのところに校章があったのでチラリと見てみたが桜の紋章ではなさそうだ


 つまり緑三島高校もハズレ

 これこそたくさんの情報を聞き出さなくてはならない


 「えっと……ここの近くの高校で茶色の制服で桜の紋章がある高校って知ってますか」

 「桜の紋章……の高校はよく知らないわね。なに、人探し?」

 「はい、ちょっといろいろと事情があってその人を探してるんですけど、なにぶんこの子がよく覚えてないらしくて」

 「この子……あぁ、君の後ろに隠れてる子ね。人見知り?」

 「元から人見知りではあったんですけど…………明美、早く出てきてよ。あの人探したいんでしょ」

 「だ、だって……美人さんだよ!!顔合わせるの緊張するし怖いじゃん!!」

 「プッ…………面白い子ねその明美ちゃんって子」


 明美は昔からこうやって相手の警戒心を解いていくれる

 無意識なのだろうけどこのおかげで一気に相手との距離を詰めてしまうのだ

 本人は天然じゃないと言い張っているが明らかに天然だ


 「で、その探してる人の名前とか他に知ってることはないのかな」

 「あ、あぅ……えっと、三代駅を通る電車に乗ってることぐらいで……」

 「三代駅?…………あなたもしかして……」


 そのとき部活終わりと思われる大勢の高校生がホームに入ってきた

 時間を確認したら電車が来るまであと3分である

 思っていた以上に長いあいだ話していたらしい


 「うーーん、ここじゃちょっと話しづらいわね。あなたたちお昼食べた?」

 「いや、まだ食べてないですけど……」

 「そう、じゃあ近くのファミレスに場所を移しましょ。明美ちゃんもその方がいいでしょ」

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