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私と彼の恋模様  作者: 辰野
15/224

15.

 「で、明美が覚えてるっていう制服の人はいた?」

 駅から津軽高校まで徒歩数分

 時間が早過ぎたのか高校に行っても誰もいなかったので駅に戻って1時間ほど時間を潰した

 流石に正門の前で待っていたら変な目で見られそうなので駅まで引き返してきたのだ


 ここはそこまで都会ではない、電車も通りはするものの1時間に一本などざらである

 朝早くから起きていたせいかウトウトしながらも次の電車が来るまでスマホをいじっていた


 スマホをいじりながら寝始めた頃にやっとのことで電車がホームに入ってきた

 待った甲斐があったのか、中からはたくさんの高校生が出てくる

 ほとんどの人は部活の格好をしているもののほんの何人かは制服を着ていた

 おそらく文化部の人だろう、これなら明美も制服を確認することが出来る


 「色は似てるんだけど…………ちょっと違うっぽい」

 「えっ、違うの!?」

 「なんだろう……ボタンとか襟元とかがちょっと違ってるような気がする」


 もしかしたら明美の記憶が間違っているのではと疑ってもう一度同じ質問をしてみるも、今度はハッキリと違うと言われた

 なんでもその人のボタンには桜の紋章が書かれていたらしい

 ここからは遠いのでよく見えないが桜の紋章が書かれているようには思えない


 残る希望はあと緑三島高校だけとなってしまった

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