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私と彼の恋模様  作者: 辰野
14/224

14.

 「へへ、あの人のお礼にと思ってクッキー焼いてきちゃった」

 「その袋、なにが入っているのかと思ったらクッキーだったのね……今日会えるかどうかも分からない人用の」

 「でも会えるかもしれないじゃん。もしかしたら部活とかで学校に来るかもしれないでしょ」


 こういうときだけ張り切るんだよね、この子って

 どうせまた本人の前になったら緊張してちゃんと会話できないのに


 「はいはい、会えたらいいですねーー」

 「ちょっと、投げやりすぎ!!もう少し真剣にやってよ」


 真剣に考えたからまず会えないと思ったのだが……

 今日はその人に会うのが目的じゃなくてあくまで下見段階

 津軽高校にその人が通っているとしてもいざ会うとなるとまず無理だ


 その人の名前も分かってないのだからその高校の人に聞くこともできない

 この子はその人に会うために正門の前で張り込みでもするのだろうか

 そんな勇気があるとは思えないがもしやるとしたら、周りから危険視されるほどのストーカーになってしまうだろう


 「それより学校帰りの電車でたまたま会うことを期待したほうがいいんじゃない」

 「そんなのダメだよ。お礼渡せなくなるじゃん」

 「誰がいつもお礼を持ち歩けって言ったのよ。連絡先でも聞けばいいじゃん」

 「れ、れれ連絡先!?そんなの恥ずかしくて聞けないよ」

 「ストーカー行為をしてる奴が何を言う」


 まぁそのピュアなところがこの子のいいところでもあるんだけど

 どこの少女漫画なんですかってぐらい面白い反応するんだよな


 少女漫画なんて読んだことないけどこんな感じの子が主人公になるんだろうな

 どうせ好きになってから告白するまでに50ページ近く使ってるんでしょ

 甘く見ちゃいけないよ、この子を主人公にするなら200ページは軽く超えるね

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