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私と彼の恋模様  作者: 辰野
103/224

103.

 「あの、どうかしましたか?」


 もうイチかバチか次に来たバスに乗って適当なところで降りようという無謀すぎる提案まで出てきた頃である

 たまたま同じバス停にいた小学生くらいの女の子が私たちに話しかけてきた

 どうやらその子もバスを待っていたみたいでさっきまでバスの時刻表をメモっていたのを覚えている

 もしかしたら地元の人でどのバスがどこに行くのか詳しいのかもしれない、これはチャンス!!


 「あのね、私たち水族館に行きたいんだけどどのバスに乗ったらいいのかな。私たちよく分からなくて」

 「えーーっと、今がこの時間だから…………あと5分もすれば次のバスが来ますよ。この南沖島方面のバスに乗って水族館前って言うバス停があるので、そこで降りるのが一番近いです」

 「ありがとう、南沖島のバスね。あなたはこの近くに住んでいるの?」

 「いいえ違いますよ。夏休みを利用しておばのところに遊びに来てるんです。昨日、水族館まで行ったのでたまたまバスを覚えていたんですよ」

 「へーー、そうだったんだ。私たちはさっきここについたばっかりでね。どのバスに乗ったらいいのか分からなくて困ってたの。本当にありがとうね」

 「いえいえ、それじゃあ私はこの辺で。ちょっとお使いを頼まれてるので」

 「うん、じゃあね~~」


 よし、つまり南沖島行きのバスに乗って水族館前っていうバス停で降りればいいんだね

 たまたまあの子がいてくれて良かったよ

 このまま歩いていくってなったら時間的にも体力的にも厳しいだろうし、かといってバスに乗って違うところについたらって思うとなかなか乗れないしで本当に助かった


 それにしても、あの子の名前とか歳とかも聞いておきたかったな

 私よりは小さいけど海音ちゃんよりは高いぐらいの身長だし、顔も幼さが少し残ってるぐらいだったから小学校高学年ぐらいかな…………

 もしかしたら私以上にしっかりしてるんじゃないかって思うほど大人びていたし、子供だけど子供じゃないって感じ

 私もあのぐらいしっかりしないといけないよね

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