表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私と彼の恋模様  作者: 辰野
102/224

102.

 新幹線を降りて徒歩数分、高いビルがいろいろなところに立ち並んでいて、見るからに都会風な所を進んでいくとそこに私たちが泊まる旅館『白鳥亭』がある

 こんなにも人っていたんだ、って思える程の人ごみを歩いてきたので多少疲れてはいたけど、今日の本番はここからである

 旅館に荷物を預けてそのまま必要なものだけを持ってそのまま水族館へと向かうのだ!!


 荷物を置くときに一度部屋に入ったけど思っていた以上に綺麗なところだった

 窓からは池の中を自由に泳ぎ回っている鯉が見えるし、8畳分くらいの大部屋が二つもある

 ここまで来といて今更感はあるが、本当にこの旅行に招待されて良かったのだろうかと不安になるぐらいの豪華さだった


 けどここまで来てるんだし水族館が楽しみであることは変わりがない

 私たちが住んでいるところは海沿いのところじゃないから水族館なんてそんなシャレたものはなくて、水族館という存在は知っているもののテレビの画面でしか見たことのない幻の世界である

 駅弁を食べたのも初めてだったし、水族館に入ることも人生で初となるので今日は初めてづくしの一日となりそうだ



 「…………どのバスに乗ればいいんだ」


 かといって全くトラブルが起きなければ面白くないし、旅行という感じがしない

 私たちは水族館に行く。けど距離も遠いし、歩くと時間も体力も使ってしまうのでバスに乗って移動しようということになったのだが、はてさてどのバスに乗ればいいのだろうか

 バスなんてそこに住んでいる人ですらいつも乗っているバスの時間ぐらいしか覚えていないような乗り物なのに私たちが乗りこなせるわけがなかった

 せめて旅館でどのバスに乗ればいいかぐらい聞いておけばよかった……


 「どうします、今からでもいいから水族館まで歩きますか」

 「そういうわけにもいかないだろ。あそこまで5kmぐらいあるのに歩いている暇なんてないぞ」

 「そんなの大丈夫ですよ。学校の持久走でも3kmぐらい走らされるんですから。歩きなら私と明美でもなんとかなります」

 「そうは言っても、5kmも歩かされたあとに水族館の中をグルッと廻っるんだよ。二人がよくても私の方がクタクタだよーー」

 「あかりは昔から体力ないもんな。できることならバスに乗って楽しておきたいんだけど……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ