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パレード・デイズ  作者: ふみわ
小学五年生 一学期
13/26

川島夕の休日(お買い物)

お久し振りです。

短いです。

 待ち合わせ時間の10分前。

 よし、10分前行動!


 今日は月曜に約束した知代ちゃんと奈乃ちゃんとお出かけする日。

 結局、行く店は晴デパにしたので、待ち合わせはその近くの公園の時計の下にした。

 しばらくすると、黒塗りの高級車が公園の前に止まり、その中から可愛らしいワンピース姿の知代ちゃんが出てきた。

 それに気づいて、私は大きく手を振った。


「おおーい、知代ちゃーん」


 呼び掛けると知代ちゃんも気づいてくれて、手を振り替えしてくれた。


「おはよう。ごめんね、待たせちゃった?」

「平気。今来たばかりだから」

「それ、なんだか恋人みたいよ?」

「奈乃ちゃん!」

「飯田さん、おはよう」

「おはよ」


 スポーティーな装いの奈乃ちゃんが表れて、今回のお出かけメンバーが揃った。


「あ、夕。ちゃんと社会の問題集持ってきた?」

「もっちろん!」


 奈乃ちゃんに問われて、ショルダーバッグを叩く。

 実は、買い物が終わった後は図書館に行って、木曜にあるにっくき社会のテスト勉強をすることになっているのだ。

 せめて50点は採りたい! ・・・・・・自分で言っといてレベル低いな。

 何はともあれ、二人と一緒に晴デパに入った。

 えーと、服売り場は五階だ。

 エレベーターがなかなか来ないから、エスカレーターで上がる。

 女性用の下着売り場はフロアの隅っこにあった。

 そこで、あることに気づく。


「あ、私サイズわかんないんだけど」


 てゆーか、計り方もわからない。

 困って奈乃ちゃんに視線で助けを求めると、近くで商品の補填をしていた女性の店員さんを呼んでくれた。

 店員さんはメジャーを取り出すと、試着室のカーテンを開けて「中へどうぞ」と言った。私は言われた通りに入る。少し、緊張した。

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