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虐待からの救いの道  作者: 小倉絵里奈
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高校時代から社会人の道

私が高校時代になった頃。

中学時代からの友達から完璧に離ればなれになってしまった。

また、1人の生活が始まった。

その友達とはラインで話せるし、家もソコソコ近いのでいつでも会える。

高校行っても知ってる人もいないので、1人でいることが多い。

勿論、過去のことで無口で人見知りが出たのだ。

全然楽しくない高校生活。

そときから仕事をしていたので、高校より仕事を優先にした。

仕事のほうが楽しかったから。

家の近くの平和堂の食品売場で日配の品出しをしている。

作業も楽しいけど、何より同じ部門の先輩さんが皆良い人で面白くて優しいおばちゃんばっかりだったから、楽しく話せたりしたから

高校よりも仕事のほうが断トツ楽しいと知った。

勿論、仕事場でも人見知りはあった。だけど、あまり無口にはならなかったのが、奇跡と言う程だった。

何か分からないときや私語に先輩さんに声をかけるのは勇気がいった。

こんな私でも聞いてもらえるのか、うざがられないだろうか等。色々頭に思い浮かんだ。だけど、皆嫌な顔もせずに普通に話してくれた。先輩さんからも話かけてくれて、とても嬉しかった。

それから1年経ち私も大分慣れたので、先輩さんに思いきってタメ語で話してみた。嫌がられるかな?と思ったけど、そんな気はなく普通に楽しく話せた。それからはタメ語でなんでも話した、わからないことでもタメ語。家に居る自分と仕事に居る自分が同一人物とは思えない程の別人さだった。家に帰れば笑顔が消え無表情の自分になる。そして、真っ先に自分の部屋に入り閉じこもりがちになる。1人でいるのが好きだから、うるさくなくて唯一1人で静かにいられるから。帰れば、嫌いな母親がいるのがストレスになったから。1人だと自分のしたいことが出来るし気が楽になれる。

その分、過去のことを蘇ってしまう。

殴られているところや足で蹴られているところや言葉の暴力....嫌なことを思い出してしまうこともある。

私の従妹の家に行くと羨ましく思う反面悲しくなる。

従妹にも子供がいて、しっかりと育児をし家事をちゃんとこなすのにうちの母親は違う。母親の妹なのにしっかり子供のことを思ってる。なんで姉である母親はこんなにも違うの?って。

そう思うと涙がでて悲しい気持ちになるんだ。

でも、今はもう何も感じない、そんな邪魔な感情はそのときに置いてきたから。最近では、私をお婆ちゃんの家で暮らせと私を邪魔物扱いするようになった。私ってこんなにも要らない存在なんだなって思い知らされる。新しい男が出来たから、私が居ると邪魔になるんだ。私がいれば家に呼べないし。情事も行うことも出来ないから。そんなに邪魔なら母親が出てけばいい話だと私は思う。

新しい男が見つかると子供なんて邪魔な存在しかないんだって

もう私には母親はそういうものだと認識していた。

母親は一番愛してるのは子供ではなく自分であること。

母親の愛情なんて....存在しないって思った。

あっても決して長くは続かないって。

母親は子供より自分が一番可愛いってこと..そして一番愛してるのは自分と新しい男。子供は利用するだけに傍にいるだけ。利用価値のある子供は中々手放せないんだって....そんなことを思ってしまったのだ。私は母親の愛情を知らないで育ってきたから、母親の愛情がどんなものなのかわからないでいた。私には愛って何だろう?愛なんてなくても生きていけるでしょ?って。私は母親と一緒にいても家庭内別居のようなものだった。その理由、ご飯食べるときでも一緒には食べない、バラバラで食べるので母親がいつ食べたのかもわからないし、母親も私がいつ食べたのか分からない。まるで家族じゃないみたいな感じで毎日暮らしている。私的にはそれが一番良かった。1人暮らししているようなものだったから。私が今欲しいものは自由が欲しい。誰にもガミガミ言われることもうるさくする者も全て排除される。他の人から見たら孤独だと思われるだろう。

だが、それでも構わない。とにかく自由を手に入れることだけを考えている。願望が強いのだった。

高校は中退し仕事に熱心した。貯金するためにあらゆる手を使って金を儲けた。メルカリというアプリで金を儲けてそれを全部貯金し

仕事のお金も沢山余るとそれも貯金として、母親やお婆ちゃんには

もうお金がないとウソをついてまで金を貯めた。そうでもしないと金が貯まらないからだ。外食や運賃等で金がすぐ消えるのが嫌で金無いとウソついて母親とかに出させた。汚いやり方だけど、自由を手に入れるためには手段を選ばない。それが私だった。

これから自分の道を進む未来。

どんな未来が待ってるのか誰にも分からない。

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