加美島風
初作品、初投稿です。
キーンコーンカーンコーン
終業の合図のベルがなる
「さって帰るか。」
いつも通りさっさと支度をして学校で出る。
「加美島君!今帰り??」
「うん、そうだよ。」
「じゃあ、一緒に帰らない??」
この子は木村香さん。多分僕のことが好き。僕も正直この子にひかれていると思う。
でも、だからこそ僕はこの子と仲良くなるわけにはいかないんだ。
「ごめん、買い物しなくちゃいけないから無理。バイバイ」
「あ、うん。バイバイ」
逃げるようにして帰路につく。
途中でスーパーによって
今日のおかずと明日のお弁当を買う。
そこから10分も歩けば5階建てワンルームマンションにつく。
エレベーターで3階に上がり正面の部屋これが僕の自宅である。
「ただいま」
当然なのだが返事はない。
両親は事故で死んでしまって独り暮らしだからだ。
部屋に入りカバンを置いて服を着替える。
家では勉強する。ご飯を食べて、風呂に入る、寝るって事以外とくにすることもなくて、
時々さみしくなるけれど多分これが一番いいんだと思う。
僕は小さい頃、僕をかばって事故で大好きな自慢の両親をなくした。
その悲しみに明け暮れていた時、
何も言わないで僕を抱きしめてくれた。
いろんなところに連れいってくれた。
「私は死なないってだから、どんなに悲しくても死ぬな」って約束した。
そんな愛しい幼馴染も僕のせいで死んでしまった・・
僕も死のうとおもった、でも約束を破ることはできなかった。
だからその時僕は誓った。「もう誰も好きにならないって。」
それから僕は間違っても人を好きにならないために人と距離を置いて過ごすようになった。
必要最低限の会話しかしなくなった。
それでも僕のことを好きなってくれる人もいたけどみんな突き放した。
そのたびにほんとにうれしくてこのまま愛されたいって強く思うけど頑張って突き放してきた。
そんな感じだからいろんな人を傷つけてきたけど、仕方ない。
だって怖いから愛しい人が死ぬのは本当に怖いから、見たくないから・・
◇
朝が来た
いつものように朝食を食べ支度をする。
「いってきます」
いつものように歩きだす。
すると木村さんの姿が目に入る。
また今日も僕のことを待ってくれているのだろう。
挨拶したいと思う気持ちを殺して
木村さんがいないほうの道を行こうとしたその時、
車が木村さんのほうに突っ込んできているのが見えた。
瞬間、僕は走っていた。
これ以上僕を好いてくれる人を殺すわけにはいかない。
「あぶないっ!!」
僕は木村さんを押し出した。
でも僕は・・・
ドンッ!!
代わりにぶつかってしまった。
感想、アドバイスいただけるととてもうれしいです。
小さいことでもいいのでお待ちしています。
よろしくお願いします。




