国王の血継続作戦~誘拐~
そして、俺たちがワープしてきたことを見ていた二人は、案の定俺の事をすっごい睨んでいた。それもそのはずだ。最近、この世界では転移魔法を利用した誘拐が多発しているらしいからな。
モブ1「おい、あんた。そこの子供どこの子だ?」
威圧的だな~。こいつ、自分が正義のヒーローだとでも勘違いしてんのか?
「いやこの子は……」
モブ1「言い訳をするな!警察を呼ぶぞ!」
いやいや、質問してきたのはそっちでしょ。もうこれ、何を言っても信じない奴だ。最悪、警察が来て、物事がすべて終わった後でも、またこんなこと言われるかもしれない。いや、だっる!もうこうなったら、とことん悪を演じてやるぞ!
「もし警察を呼んだら……どうなるかわかってるよな!」
モブ1「お前がつかまる」
「違うよ!」
こんな本気で突っ込んだの久々っていうか、初めてだな。っていうかこいつもこいつであほだな!
モブ1「違くないだろ!警察を呼ぶからな!」
モブ2「もう手遅れだ!誘拐犯め!その少女を離せ!」
おいおい、少女って誰の事だ?こいつではないだろ?じゃあいったい誰だ?後ろにも誰もいない。え、もしかしてこの二人、霊感の強いお方?
「少女って誰の事だ?」
モブ2「とぼけても無駄だからな!早くその少女をこっちに引き渡せ!」
「っていうか、もし少女が居たとしてもお前らには渡さねえよ!だって、お前らが誘拐犯だったらどうするんだよ!俺はお前を信用していない!だから渡さない!」
ここであえての正論パンチ!これでこいつらが正常化分かる!っていうか、どうやって警察呼ぶんだよ!さらに言うと、この世界に警察無いよね!え?もしかしてモブ1、転生してきたの?え?だから色々困惑しちゃってるの?これって、スキルとかそこらへんのとこばれたらヤバくね?逃げよ!
少年「あの……さすがに冗談ですよね?」
「……?なにがだ?」
一体こいつはなにを冗談だと思ったのだろう……?
少年「勇者様……。まじですか?」
「だから何がだよ?面倒ごとになったらだるいし取り敢えず逃げるぞ」
俺がそういうと、少女が不満そうな顔をし、少し頷いた。そして、ワープしたその先。そこは……。
少年「わ~!ここ、凄いですね!王城の門前です~!初めて来ました~!となるとでも思いました?」
「はい。ちなみに、何で怒ってるんですかね……?」
少年「あの、本当に気が付いてないんですか?」
「すんません」
少年「あの、僕女の子です」
「はえっ」
おいおい、驚きすぎて変な声出ちゃったじゃん!は?こいつ、少年じゃないの?え?おかしくない?
少年「ちなみに名前しりたいですか?」




