国王の血継続作戦~殲滅~
「聞こえる?」
女神「あ、雫?どうしたの。いまさら」
そう、淡々と言われる。もっとヒステリック気味に言われると思ってたから新鮮だ。
「お前らを消せば帰れるんじゃないかな、と思ってね」
器を与える神「無理だと思うよ?」
手尾「っていうかお前、魔王倒してないじゃん」
グッ……!痛いところ付いてくるな~。
「まあまあ、そんなことは置いておいて、今どこに居る?」
手尾「そんなの教えるメリットがないじゃないか」
「あるさ。新たな勇者を仲間にできる」
女神「どういうこと?」
「俺は引退した。そして今、俺が任命した新たな勇者をお前らの仲間にできるぜっていう話さ」
器を与える神「ジャアいいんじゃないか?教えても」
女神「教えましょうか。ちなみに、どうやって教えるの?」
「テレポートで私の事運んでくれれば良いよ」
手尾「じゃあ行くよ!」
と手尾が言うと、私の体は少年とともに薄くなっていき、気づいた時にはあいつらが目の前、と言うには少し遠いくらいの距離感にいた。
「久しぶり!じゃあ消滅させるね!」
手尾「誰⁉ちょっと待っ……!」
そんな言葉を聞き終わる前に消滅させる。まあ、詳しく言うと天に召すっていう感じかな。
あいつら消滅させたけど俺は向こうの世界に戻ってないな。そう考えると俺がこっちに来た原因の、『スイッチ』が分からないな。
少年「あの、さっきからついていけてないんですけど……」
「まあ、大丈夫だって!これからは取り敢えずお前の訓練から入る!」
少年「いいんですか?」
「ああ。お前を全ての神にさせてやる。そしたら俺は元の世界に帰る」
少年「転生者なんですか?」
「ああ。そうだ」
少年「凄いですね!じゃあ固有スキルとか持ってるんですか⁉」
「ああ。3つ持ってる」
少年「え?それってまずいんじゃ……」
「何が?」
少年「固有スキルを人間が持っていいのは2つまで。それ以上持っていたら、時空移動が不能になるらしいですよ?」
「え?じゃあ元の世界に帰れないって事?」
少年「はい。ま、ただの噂ですので」
「良かった~。じゃあ、早速特訓行こうか!」




