国王の血継続作戦~金欠~
少年「やっぱりそうですよね!」
「どういう事?」
一体こいつは何が分かったのだろうか。っていうか、まだ遠隔で一回しか話したこともない人同士を結婚させようとするなよ!
少年「多分ですけど、王様は女性同士を結婚させて、お気に入りの子を二人の養子にさせて、次の王様をにさせる気なんだと思います」
「まあ、分かるんだけど、分かってるんだけど!一応、簡単に言うとどうなる?」
と俺が質問をすると少年はクスクス笑った。失礼な奴だ。
少年「まあ、簡単に言うと王様が自分勝手に次の王様を作ろうとしてるって感じですかね?」
「ま、まあ。分かってたけど!分かってたんだけど!助かったよ。ありがとう。まあ王様に会った時点で気が付いてたけどね!」
と言うと、少年はさっきとは比にならないレベルで大爆笑していた。こいつ、もう失礼とかいう感情無いんじゃないのかな。
少年「これからどうします?」
「取り敢えず、魔王討伐の旅の途中で行方不明になった3人を探しに行くよ」
……。本当は俺が三人を見捨てたんだけどな。いや、見捨てられたって言った方が正しいかもしれない。
少年「生きてるかもわかりませんし、死体も残ってないかもしれないですよ?」
「ああ、そこは大丈夫だ。だってあいつ等は俺が生死確認できるようになってるからな!」
とは言ったものの、ただ神は死なないって考えただけだけどな。
少年「おお、凄いですね。そんなことが出来るんですか!」
と、俺のやったことに尊敬しているらしい。気分がいい!!
「じゃあそろそろ行こう!!」
少年「そうしましょう!」
そういった簡単な会話を交わし、少年にとっては初めての、勇者にとっては3度目の。旅に出向くのでした。
「じゃあ行こうか!」
少年「あ、そういえばもう夜になるので一泊していきませんか?」
「確かにそっちの方がいいかもしれないな」
少年「じゃあこの町で一番安い宿に泊まりに行きましょうか」
え、なんで一番安い宿なの?この少年お金持ちなんじゃないの?貯金あるんじゃないの?っていうか、一番安い宿って言ったらこの世界に来た時に泊まった宿じゃないか。
「君の貯金は無いの?」
少年「はい。金遣いは荒い方ですので」
「誇れることじゃないだろ……」
少年「そうかもしれないですね」
「まあ、そんなことはどうでもいいんだ。あとどのくらいの貯金があるんだ?」
少年「あと3万条くらい。丁度、さっきあなたに盗まれた財布の中身が僕の全財産です。そのことを知ってて、管理したいから取ったんだと持ってたんですけど……」
そうなんだ。……それって結構やばくね?




