王の血の継続作戦~時止め~
すると、なんとも不思議な事に白の塊が相手にぶつかったかと思うと瞬時にチビは自分を覆っている白い塊を消した?というか消し去ったみたいな。
まあ、こんな奴らの事なんてどうでもよいな。と思って帰ろうとすると何故か背中に悪寒が走る。その原因を探ろうとして体を動かす。いや、正確に言えば動かそうとした、だな。なぜなら動かせてないのだから!でも!こんなこともあろうかと!俺は!新たな!魔術を!獲得した~!
「ふ~。焦った~」
チビ「あ、動けるんすね」
「ああ。で、こいつらも意識はあるのか?」
チビ「いや、ないんじゃないっすかね」
「え、まじ⁉」
チビ「まじっす」
「じゃあなんで俺は意識あったの?というかお前何したの?」
チビ「ああ、それは野暮って奴ですよって答えようと思ったけど何されるか分かんないんで正直に答えますね」
「ああ。早くしろ」
チビ「おお、怖いですね~。で、俺が何してるのかと言うとですね、時を止めたんですよ。魔法で」
「そんなことできたっけ?」
チビ「はい、俺のスキルだとこういう魔法が習得できるんすよ」
「あっそ。で、何したいの?時止めて」
チビ「ああ、それはこいつにこうするためっすよ」
と言い、チビはパーカーの内側に右手を入れ、出す。一見何の意味も持たないこの行動だが出した後の右手にはナイフが握られていた。謎だ。パーカーの中にナイフなんて入れたら絶対にパーカー破れちゃうのに。おっと、右手に握ったナイフをそいつの首に添えたな。
チビ「じゃあ今時を動かしますね」
「ああ、ちょっと待て」
チビ「なんですか。あと10分程度しか持続できないんですよ」
「その魔法の仕組みを教えてくれ」
チビ「ああ、そんなことですか。そんなの簡単ですよ。私以外の全ての物、生物、空間に干渉して止めてるんですよ」
「それだったら空間だけでいいんじゃないのか?」
チビ「いやいや、空間を止めても自分より強い人は止められないんですよ」
「俺は止められなかったじゃないか」
チビ「貴方が強すぎたんじゃないですか?」
「そうかもな」
妙に納得してしまう。
チビ「じゃあ始めますね~」
と言ってどんな方法で始めるのかに多少期待しつつも、急に時が始まったかのようにチビじゃない方の悲鳴が聞こえる。そして、周りの奴らの反応はウワ~だったりチビじゃない方の悲鳴にも勝るんじゃないかと思えるような悲鳴、等々……。だって首から血しぶき上げて倒れていく姿なんて中々見ることは出来ないからな。見慣れてないんだろう。と思うことにしてその場を去ったのであった。
「あ~、次はどこ行こうかな~」
なんか俺時空操りたいな。暇を過ごしたくない。じゃあ魔術開発しちゃうか!じゃあさっきの魔法でやろう。
正式名称は分かんないけど、例の時を止める魔法!もう仕組み知っちゃったんだからね~!じゃあ時止め開始!おお!本当に時止まった!スゲー前の世界ではこんなことあんま無かったのに!




