魔王討伐編~雑魚~
シュミュレーター起動
条件*地形、登場人物共に現実世界と同等 世界への権限を俺に
そして世界は開始する
「考えたんだが俺はお前らと遊んでる暇はないと思った。だから俺はこのパーティを抜けたい」
手尾「何言ってんの?」
とあきれた様子で言う。
「私は本気だ」
と俺が言うとみんなの顔が少し険しくなる。
「じゃあ。今まで世話になったね」
器を与える神「ちょっと待って!」
お、女神がなんかいいそうだ!権限で聴力を上げよう!
女神「もういい。あんな奴放っておこう」
手尾「まあいつか帰ってくるでしょ」
器を与える神「え、でも……」
手尾「それに雫が魔王倒したら僕たちの功績になるんだよ⁉」
器を与える神「でもパーティのリーダーこと勇者が居なくなるって言うのはどうやって言い訳するの?」
女神「そんなのは行方不明になって記憶が不安定になったと言えばいい」
なんて奴らだ。あいつらこんな腹黒かったのか。器を与える神だけは俺側だな。じゃあ、もう行くか。本当にあいつらは腹黒かった。
そして俺はこの魔法を試すという事も含めて未開の地に行くことにした。そうだな。まず魔王のところに行くか。魔王のいる所を探さなきゃいけないわけだが……
「おい、そこのあんた」
旅人「なに?」
「お前強いだろ」
旅人「いやいや、そこそこだよ」
「そうか……。俺と一緒に旅をしないか?」
旅人「いきなりすぎないか?お前から見ると順当なのかもしれないが俺からすると急に声掛けられて拉致されそうになっているんだが」
「じゃあ俺の素性をいったら信じてくれるか?」
旅人「そうだな」
「俺は勇者だ」
旅人「そうか」
「疑わないのか?」
旅人「なんだ、疑ってほしいのか?」
「いや、疑わないならそれに越したことはない」
旅人「そうか、じゃあ同行させてもらうよ」
「それがいい」
旅人「勇者ってことはお前の目的は魔王討伐か?」
「そうだ」
旅人「魔王を探してるって感じか」
「よく分かったな」
旅人「まあな」
「ちなみに魔王の場所って知ってる?」
旅人「ああ、だって俺は魔王の側近だからな」
「そうか」
旅人「おいおい、驚いてくれよ、冗談なんだからよ」
「そうか。別に魔王の場所が分かればそれでいいと思ったんだがな」
旅人「魔王の場所なら知ってるぜ」
「案内してくれるか?」
旅人「いいぜ」
とそいつは言い、魔王の居場所に案内しているらしい。
「まだか」
旅人「ああ。あと2㎞ぐらいかな」
「あとちょっとか」
旅人「きついか?」
「いや、時間がもったいないと思ってな」
俺はこの世界を維持するのに膨大な魔力を使っている。
旅人「そうか」
そしてそれからだいぶ歩き森の中に案内される。
「いまさらなんだが、あの禍々しい感じの森になんでいたんだ?」
旅人「定められた運命に従うため、かな」
「意味がわかんないけどなんかすごいな!」
旅人「そんなそんな」
「ここ?」
旅人「そうだよ」
どうやら俺らは話している間に2㎞も進んだらしい。
「魔王はこの下に居るのか」
旅人「そうだな。ところでなんだが!」
と俺の次の声を遮るように言う
旅人「なんで魔王は地下に潜ったんだと思う?」
「分かんないけど、陰キャだから?」
旅人「ちがう。傷を負ったから」
「だから?」
旅人「魔王は傷を負ったから地下に逃げたんだよ。だから弱ってる今は雑魚なんだよ」




