魔王討伐編~蹂躙~
器を与える神「じゃあ、金が一番稼げるクエストを紹介してもらおうか」
手尾「僕たちは受けられるクエストに制限はないからね」
と言いながら二人は受付に向かう。そして手尾は受付嬢にたいして、
手尾「一番効率よくお金を集めるクエストって何ですか?」
と手尾がゆったりとした口調で質問し、
受付嬢「少々お待ちください」
と返答をしてすぐに奥に行く。そして大体3分間くらい、俺たち3人の中ではなんの会話も起きず、受付嬢が奥から紙を何枚か持ってくる。
受付嬢「こちらは、1度に稼げるお金が一番多いクエストで、危険度はSとなっております。依頼内容は、大量の作物の回収です」
「え、そんなクエストが危険度Sなんですか?」
受付嬢「ええと、このクエストは訳ありで、、」
器を与える神「じゃあ、そのクエスト受けます」
受付嬢「では、こちらに魔制を置いてください」
手尾「分かりました」
と手尾がいい、魔制を作り、指定された場所に置く。
受付嬢「では、承認完了です。クエストを無事完了できることを願っております」
「はい」
と言い、クエストの詳細が書いてある物を手尾に渡す。
「じゃあ、案内よろしく~」
手尾「うん。じゃあ、付いてきて」
器を与える神「女神が返ってくる前にクエストを完了させようか」
という器を与える神の久々のセリフには、また誰にも触れられることは無かった。
そして、しばらくして手尾は目的地に着いたというが、どう考えても洞窟なのだ。
「これ、本当に作物をただたんに回収するだけなの?」
器を与える神「絶対にそれだけじゃないよね」
手尾「たま~にあるんだよね、地下にしか生息できない、さらにその周りに強い魔物がいるっていう植物」
「まあ、気にせず入っていこう!」
といって早十分。
手尾「これ、本当に畑なんてあるのかな……」
器を与える神「ないね」
「同意」
というのも、俺たちは猛スピードで洞窟の中に潜り込んでいっているはずなのだが、全く畑が見えてこないのだ。
器を与える神「ずっと同じ光景だな……そろそろスキル使って瞬間移動する?」
手尾「出来るの⁉」
器を与える神「う、うん」
「出来るなら早く言ってよ!」
器を与える神「ごめん……できるだけ歩いたほうがいいかな~、と思って」
手尾「いいから早く瞬間移動してよ」
と手尾が言うと、器を与える神は気が小さくなっているかのような声で、はい、と言って、そのまま周りが変わったんだと錯覚するほど違和感がなかった。
「この量か……」
手尾「しかも、囲われちゃってるね」
器を与える神「まずこいつらの処理からだね」
「じゃあ、蹂躙しようか」
といって俺は、応戦しようとする二人を静止し、転生させるスキルで、その大量の魔物を、スキルの効果範囲拡大させる魔法を使い、一気に空気に魂を確保する。そして、違う世界に適当に投げ込む。
「おわったよ」
手尾「何度見ても最強のスキルだね」
器を与える神「じゃあ、あとは作物を回収するだけだね。あれ?回収して、どうやって持って帰るの?」
手尾「ええっと、畑付近にかごがあるらしい。
「まさか、これ?」
器を与える神「これ家じゃないの?」
手尾「これっぽいね。じゃあ早速僕のスキルで作物を収穫しようか」




