表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピカ  作者: 遠藤 敦子
95/132

95

 1ヶ月前から応募していた、社内のボウリング大会当日が来た。私は同じ部署の大西さん、室内工事部の長嶺さんーー50代半ばの女性派遣社員ーーと契約管理部の咲苗さんーー40代後半の女性社員ーーと同じチームで参加することになっている。ボウリングの練習しなきゃと女性同士で話してはいたものの、なかなか練習時間を確保できなかった。勝ち負けより楽しめたらいいと思っていたので、むしろ練習時間の有無は気にしていなかったのだ。

 会場に向かい、参加費支払いを済ませる。参加費は1人500円だが、大西さんが私たち女性陣の分も支払ってくれた。隣のレーンに共用部管理二部のチームメンバーがいて、水無瀬チーフと橘部長もいる。こともあろうに橘部長が隣のレーンにいて、橘部長と関わりたくなかった私は端のソファに座り距離を置く。しかしいざボウリングが始まると、橘部長のことは気にならなくなった。なぜなら私たちのチームは全員、水無瀬チーフのボウリング技術に見とれていたから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ