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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 「あ、これ私のアカウント……」と言って、私はニコラスに自分のTikTokの画面を見せた。ちなみに私自身は見るだけなので、何も投稿していない。

「あー、よくコメントくれるイーブイのアイコンの子か! これで覚えた!」

どうやらニコラスに認知されていたようだ。それもイーブイのアイコンの子、として。嬉しいような恥ずかしいような気持ちだった。

「なんかもうごめん、私いま緊張してて……」

私がそう言うと、ニコラスは「大丈夫だよ、気にしないで」と笑う。

 その後は他愛もない話をした。「いつから来てるの?」と聞くと、「月曜日の夜から」と返ってくる。

「月・火・水・木……。じゃあ今日は4日目か! ちなみにいつ帰るの?」

指を折りながら彼らの滞在期間を数える。いつ帰るか気になって聞いてみると、「今から6時間後には帰るよ」とのこと。今が13時なので、19時には帰るということだった。

「よかったら写真撮らない?」

ニコラスの提案で写真を撮ることになる。私はインスタからどのフィルターにするか探していた。

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