表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピカ  作者: 遠藤 敦子
80/132

80

 もう葛西さんでは埒があかないと思い、派遣元のアップルスタッフに電話をかける。女性オペレーターが出た。

「お電話ありがとうございます。株式会社アップルスタッフの田中が承ります」

「もしもし、ハーモニーハウジングで就業中の飯森です。担当営業の葛西さんの件で、上席の方と話したいんですけど……」

葛西さんの上司に相談したいと用件を告げる。オペレーターの田中さんからは、明日の折り返しを提案された。

「かしこまりました、マネージャーの野神ですね。野神は本日外出中で直帰予定になります。よろしければ明日、野神から飯森様に折り返しさせていただきましょうか?」

ではそれでお願いします、と返して終話する。


 翌日、外回り中に知らない番号から着信が入る。出ると葛西さんの上司にあたる野神さんという女性からだった。

「もしもし、飯森様の携帯番号でお間違いないでしょうか? 私、アップルスタッフの野神と申します。昨日葛西の件で相談したいと伺っておりました。今、お時間大丈夫でしょうか?」

「今外回り中ですが、大丈夫です」と答えると、外回りがあることは葛西から聞いておりましたと野神さんは言う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ