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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 私にはそう言っていた本人も、他のアップルスタッフメンバーとランチしている。結局それはインフルを移さないようにする気遣いなんかではなく、私を避けるための優しい気遣いだったのだ。昨日までは普通にランチしていたのに、私が何かしたのだろうか。怒らせるようなことを言ったのだろうか。そう聞きたいのに、無視されて聞けない。聞かれても彼女たちからすれば鬱陶しいだけかもしれないが。


 そういえば共用部管理二部の男性派遣社員・篠崎さんが5月末で退職したとき、坂巻さんが他のスタッフに篠崎さんの送別会に参加しないかと誘っていた。私と大西さんだけ声をかけられなかったので、その疎外感もあったかと思う。新人だし、まだ社内事情に疎いからという理由で誘わなかったのかもしれないけれど。篠崎さんには悪いと思いながらも、苦手な橘部長と勤務時間外に顔を合わせなくて済んだのでそれはそれで気にしていない。

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