表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピカ  作者: 遠藤 敦子
74/132

74

 大西さんとTeamsで先ほどの件を愚痴る。営業部担当者によると、この男性は上階の住人が変わるたびに騒音の件でクレームを言う人だそう。男性からの騒音についての文句が原因で退去に追い込まれた人も過去にはいたらしい。

「例のおっさんからまた電話ありました。マジ面倒くさかった〜」

「大変でしたね……お疲れ様でした」

Teamsのチャットで大西さんとやりとりした後は、コンビニでカフェオレとチョコレートを買いに行った。


 佐々部チーフにこの仕事合っていないのではと言われ、クレーマーっぽい人から電話が来て、辞めたいと思ったことは何度もある。それでも頑張って続けたのは次のキャリアのこと、1人暮らしで生活がかかっていること、休職して貯金が減ったこともあって、すぐに辞めるわけにはいかなかったから。

 そんなとき、いつも昼休みにランチしていたアップルスタッフのメンバーが急によそよそしくなった。私がいつも通りリフレッシュルームに行くと、みんな席を立ってどこかに行ってしまう。インフルエンザから病み上がりの人にも、「私インフルから治ったばかりだし移したら悪いから……」と言われてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ