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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 しかしその数日後、例の男性から電話が入る。

「上の階の子どもの騒音について営業部の女性と話をして、『注意喚起します』って言ってたけど本当に注意喚起してくれてるの? 全然治まってないやないか! 今すぐ注意しろ! ……なあ、おたく管理会社やろ? 最初に電話して数日経っても騒音が治まらない件について、管理会社としてどう思う?」

男性は以前よりもかなりヒートアップしていた。他部署の者なのでわかりません、と言っても彼は納得しないであろう。それどころか、火に油を注ぐことになりそうだ。これは佐々部チーフに変わった方がよいかと思い、佐々部チーフに交代した。

 「お電話変わりました、佐々部です。私は先ほどお電話を受けた者の上席です。私どもも他部署の人間なので、営業部の担当者がどういった対応をしているかはわかりかねますが、お客様からのご相談内容は営業部にも共有しておりますので……。はい、よろしくお願いいたします。失礼いたします」

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