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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 また別の日は、アジア系外国人の年配女性から電話があった。

「玄関前に置き配していた荷物が盗まれた! 防犯カメラを見せて!」

片言で興奮気味に話す女性。荷物の特徴を聞くと、中身は食品ーーヤクルト、水、カップラーメン、ふりかけ、米ーーとのこと。

「警察からの要請がないと防犯カメラを見せることはできないので、まずは警察に相談されては?」

と提案するも、

「警察に通報しようと思ったけど、いつなくなったかわからないから防犯カメラを見せてって言ってるの! なくなった荷物、どうしてくれるわけ?」

とのことで納得されない。担当者に確認して連絡すると伝え、女性の名前・マンション名・部屋番号・連絡先を聞き取り終話。斜め前に桐生さんがいたので、その場でメモを渡して引き継いだ。桐生さんは佐々部チーフと対応について相談している。

 その後、桐生さんは先ほどの女性に折り返し電話を入れた。私が言ったことと同じ内容を回答しており、まずは警察に相談してと提案している。電話が終わってから、桐生さんは「渋々納得してくれました」と言っていた。

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