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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 「そうですね……。ただの好き嫌いというよりはハラスメントもありますので席替えはできるかもしれないですが、飯森さんが相談したことがその担当者(橘部長)の耳に入る可能性もあるので……。飯森さんとしてはどういった対応をご希望ですか?」

吉野さんから対応についてヒアリングされる。話している最中に涙目になったのでうまく話せなかった部分もあるかもしれないが、橘部長が佐々部チーフのデスクに頻繁に来るため視界に入るのが嫌なこと・橘部長の存在がストレスなので関わりたくないことを相談した。

「可能なら前の席に戻してもらいたいんですが、相談したことが橘部長の耳に入るかもしれないならそこまでしなくていいです。パーテーションを置くか、無理なら好きなキャラクターグッズを置いて橘部長の存在を気にしなくていいようにします」

「好きなキャラクターグッズ置くのいいですね。私もスタッフフォローでいろんな方と関わるんですけど、飯森さんから学ぶことも多いです。また何かあれば相談してくださいね」

まさか吉野さんに、私から学ぶことが多いと言ってもらえるなんて思っていなかったので嬉しくなる。相談して心も軽くなった。

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