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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 入社して1ヶ月経ち、いよいよ私も自分の担当物件を持つことになる。東堂さんと桐生さんからそれぞれ引き継ぎを受け、物件情報・オーナー情報・要注意なお客様情報を共有された。お客様対応など相談しやすいよう、私が佐々部チーフの横に席移動することになる。つまり東堂さんと場所を入れ替わるということだ。

 お客様からの相談内容について複雑な内容もあったけれど、その都度前任者や佐々部チーフに相談して解決させるようにしている。最初の頃ほど頻繁には出られないものの、電話が鳴れば積極的に出るようにした。


 「お電話ありがとうございます。ハーモニーハウジングでございます」

電話が鳴ったので出る。電話口はオーナー様だった。

「ダイヤモンド・リリー・アセットマネジメントの早坂といいます。共用部管理二部の坂巻さんいらっしゃいますか?」

二部の坂巻さん宛にお電話が来たけれど、坂巻さんは本日休みを取っている。

「坂巻ですね、本日お休みいただいてまして……。明日出社時に折り返しさせていただきます。ご連絡先は表示されている番号でよろしいでしょうか」

「坂巻さんお休みなんですね、わかりました。また明日折り返しするように伝えておいてください。坂巻さんとやりとりしている件です。連絡先は表示されている番号で大丈夫です」

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